タイトル | 泌乳持続性の遺伝的改良は泌乳中後期の乳中体細胞数を低下させる |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
山崎武志 武田尚人 山口茂樹 田鎖直澄 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 乳量の遺伝的能力が同程度の場合、泌乳持続性の遺伝的能力が高い個体は、乳房炎の管理指標である乳中体細胞数が低く、特に泌乳中後期で低い。このことから、泌乳持続性の遺伝的改良は泌乳中後期の乳中体細胞数の低減に効果がある。 |
キーワード | 乳牛、乳中体細胞数、泌乳持続性、乳量、遺伝的能力 |
背景・ねらい | 泌乳ピークを維持する能力である泌乳持続性の遺伝的改良は、SCCを下げる効果が指摘されている。生乳1mlに含まれる細胞数である乳中体細胞数(Somatic cell count; SCC (103/ml))は、酪農現場における乳房炎の管理指標である。SCCは乳房内の炎症反応により急増するため、低いことが望ましい。また、分母である測定時の乳量の高さが影響するため、泌乳最盛期に低く、乳量が低下する泌乳後期に高くなる。泌乳持続性の改良がSCC低減にもたらす効果も、乳量水準や泌乳ステージにより異なる可能性がある。そこで、泌乳持続性とSCCの関係について、個体の乳量水準や泌乳ステージを考慮して検証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2018/harc18_s06.html |
カテゴリ | 育種 乳牛 |