タイトル | 豚デルタコロナウイルスは豚に下痢を引き起こす病原体の一つである |
---|---|
担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
鈴木亨 芝原友幸 山本健久 大橋誠一 今井直人 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 豚デルタコロナウイルスは遅くとも2014年2月には海外から我が国に侵入し、蔓延していたと考えられる。また、単独感染で下痢を引き起こすため、他の豚下痢症ウイルスとの類症鑑別を要する。 |
キーワード | 豚デルタコロナウイルス、浸潤状況調査、全ゲノム解析、病原性 |
背景・ねらい | 近年我が国では豚流行性下痢(PED)が流行・蔓延し、養豚産業に甚大な被害をもたらした。その渦中において、PEDウイルスまたは豚伝染性胃腸炎(TGE)ウイルスが陰性であるにも関わらず、下痢の発生が続く農場が散見されていた。米国では、PEDの全国的な発生の渦中に下痢便から新たに豚デルタコロナウイルスが検出され、このウイルスもまた下痢を引き起こすことが報告された。本研究では、主にPEDウイルスまたはTGEウイルス陰性である農場から集めた下痢便を対象に、我が国における豚デルタコロナウイルスの浸潤状況を明らかにする。また、それら下痢便より検出された豚デルタコロナウイルス7株について全ゲノムを明らかにすると共に、そのうちの1株を8頭の子豚に接種し、その病原性についても明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niah/2018/niah18_s02.html |
カテゴリ | 豚 |