タイトル | 地震応答解析におけるダム堤体応答特性への基礎岩盤の影響 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
林田洋一 増川晋 田頭秀和 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 農業用ダム耐震性能照査で実施される地震応答解析において、堤体の応答特性は、堤体と基礎岩盤の相互作用に基づく堤体の振動性状に依存し、基礎岩盤の材料物性による影響を顕著に受ける。一方、基礎岩盤のモデル化領域設定による影響は少ない。 |
キーワード | 農業用ダム、耐震性能照査、応答解析、堤体と基礎岩盤の相互作用 |
背景・ねらい | わが国では、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震等の大規模地震が頻発している。日本全国における地震に対する関心の高まりを受け、既設農業用ダムにおいてもその健全性評価と併せ、大規模地震に対する安全性についての評価を行う耐震性能照査が実施されている。耐震性能照査においては、その一環として有限要素法を用いた地震応答解析が実施され、対象とする構造物の地震時の挙動を適切に表現することが求められる。しかしながら地震応答解析では、実際には半無限に広がる地盤の一部を切り出しモデル化するという数値解析固有の課題が存在し、解析の実施にあたり適切な基礎岩盤のモデル化領域の範囲や境界条件の設定が重要となる。そこで本研究では、実務における耐震性能照査に主眼を置き、二次元応答解析における解析条件のうち、基礎岩盤におけるモデル化範囲および材料物性が堤体の応答挙動に及ぼす影響を検証し、そのメカニズムを振動性状の観点から考察する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2018/nire18_s10.html |
カテゴリ |