タイトル | 土壌等の多孔質体中の溶液の電気伝導度を連続かつ容易に推定する方法 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門 |
研究期間 | 2015~2018 |
研究担当者 |
岩田幸良 関勝寿 宮本輝仁 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 水分量とバルク電気伝導度を同時測定するセンサーを用いて多孔質体中の溶液の電気伝導度(ECw)を連続かつ容易に推定する。この中で用いる推定モデルのパラメータ探索に非線形最適化手法を用いることで、従来法よりも容易にECwの推定が可能となる。 |
キーワード | 土壌水分、土壌溶液の電気伝導度、Rhoadesモデル、センシング |
背景・ねらい | 土壌溶液の電気伝導度(ECw)は溶液中の主要な陰イオンと相関が高いため、施肥管理や塩類集積を評価する上でECwのモニタリングが有効である。そのため、センサーにより連続的にECwを測定する方法が望まれている。土壌全体の電気伝導度(ECa)と土壌水分量(θ)を測定するセンサーが市販されているが、ECaはθの影響を大きく受けるため、ECaとθからECwを推定する必要がある。ECw推定のためのモデルがいくつか提案されているが、モデルのパラメータを決定するためには基本的に室内試験が必要であり、研究機関や農業現場での普及が進んでいない。特に、ECwの推定の標準的なモデルとされるRhoadesモデルについては、複数のパラメータを決定するために複雑な実験が必要である。そこで、非線形最適化手法を用い、現場のデータや最小限の室内試験結果からRhoadesモデルのパラメータを推定し、ECaとθを同時計測できるセンサーからECwを精度よく推定する手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2018/nire18_s03.html |
カテゴリ | 肥料 施肥 センシング モニタリング |