タイトル | 低温煮繭に用いる薬剤による生糸の抱合低下と解じょの向上 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2017~2018 |
研究担当者 |
伊賀正年 中島健一 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 低温煮繭して得られた生糸の糸加工時のトラブルは、低温煮繭に用いる薬剤による生糸の抱合低下が原因と考えられる。一方、低温煮繭に用いるアルカリ剤と界面活性剤を併用した処理により解じょの向上が得られ、蛍光繭だけでなく解じょ不良繭等の繰糸への活用が期待される。 |
キーワード | 蛍光シルク、煮繭法、力学物性、抱合、生糸 |
背景・ねらい | 遺伝子組換え技術を用いて作出された蛍光繭を繰糸するため、耐熱性の低い蛍光タンパク質の性状を失わない低温煮繭法が開発されている。これにより、蛍光生糸の繰製が可能となったが、実用化の加速のためには解決すべき課題が残されている。その一つとして、糸加工時のトラブルが問題となっており、その原因の解決が求められている。そこで、本研究ではこの問題点を解決するため、生糸の力学物性と繭糸間の接着性を表す抱合に対する煮繭法の影響、ならびに低温煮繭に用いる薬剤が生糸抱合と繰糸成績に及ぼす影響を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2018/nias18_s18.html |
カテゴリ | 加工 品種 薬剤 |