タイトル | 飼料生産工程管理システムQAgriSupportと連携するモバイルアプリケーションForegis |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2016~2020 |
研究担当者 |
西村和志 田口直樹フロッグポッド) 喜田環樹 川出哲生 松尾守展 阿部佳之 |
発行年度 | 2020 |
要約 | 経営者や作業責任者がQAgriSupportで策定した作業日程計画に基づき、オペレータの所有するモバイル端末で作業内容・対象圃場の指示をメールで受信し、現場確認、作業実績の報告を行うことができる。QAgriSupportとともに無料利用可能である。 |
キーワード | 工程管理、GIS、飼料生産、コントラクター、トレーサビリティ |
背景・ねらい | 個別経営を支えるコントラクター組織の展開や、法人経営における規模拡大を背景に、農業生産においても適切な工程管理により、計画の策定、指示、報告、進捗把握、計画の修正を行うPDCAサイクルが求められている。農研機構では、デスクトップPC上で作業日程計画の登録、作業者への指示、作業日報の登録、作業の進捗管理等を行える、無料で利用可能な地図ベース工程管理システムQAgriSupportを開発・公開しているが、本研究ではそれと連携するモバイル端末アプリケーションを開発し、工程管理における計画~指示~実績報告のさらなる円滑化を図る。 |
成果の内容・特徴 | 1.Foregisは、工程管理システムQAgriSupportで策定された作業日程計画に基づく作業指示を、オペレータが所有するモバイル端末でメールを介して受信し、現場確認、作業実績の報告を行うことができるAndroid/iOSモバイル端末対応アプリケーションである(図1、2)。 2.対象が稲WCS等のロールベールサイレージの場合、ロールベールにQAgriSupportで印刷したQRコードラベルを添付し、収穫圃場と紐づけることで、製品品質や作業履歴等の追跡が可能である(図3)。また、コントラクター等の大規模飼料生産組織では近年、生産物の販売機能を担うことも多いが、QRコードラベルを利用することで出荷・検品管理も可能である(図4)。 3.QAgriSupportとForegis間でのデータ連携はメールを介して行われるため、クラウドサーバーを必要とせず、QAgriSupportとともに無料で利用可能である。なお、Foregisの利用にはQAgriSupportが必要である。 |
成果の活用面・留意点 | 1.普及対象:飼料生産コントラクター、飼料生産を行う大規模法人 2.普及予定地域・普及予定面積・普及台数等:全国のコントラクター等50組織 3.その他: ・ForegisはGoogle Play Store 及びApple App Storeでそれぞれ無料で入手・利用可能である。(それぞれのストアでForegisで検索。) ・https://github.com/KazushiNishimura/QAgriSupportにてデモ用データを配布中である。 ・Foregisは(株)フロッグポッドと農研機構の共同著作物である。 |
図表1 | |
研究内容 | https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2020/20_009.html |
カテゴリ | 管理システム 規模拡大 経営管理 コントラクター 出荷調整 |