| タイトル | タイ国の口蹄疫ウイルス血清型Aの血清学的性状や遺伝的系統は周期的に変化している |
|---|---|
| 担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 |
| 研究期間 | 2017~2020 |
| 研究担当者 |
深井克彦 Kingkarn Boonsuya Seeyo 西達也 川口理恵 Sahawatchara Ungvanijban Romphruke Udon 山川睦 Theera Rukkwamsuk |
| 発行年度 | 2020 |
| 要約 | 口蹄疫まん延国であるタイ国では、流行ウイルスの性状に地域差は認められないが、2~3年周期で異なる血清学的性状や遺伝子系統に属するウイルスが流行している。 |
| キーワード | 口蹄疫、ワクチン、血清学的性状、遺伝的系統 |
| 背景・ねらい | 口蹄疫は、2010年以降わが国では発生していないが、近隣諸国では未だ発生が継続している。本病がまん延している東南アジアでは、定期的にワクチンを接種している。しかし、口蹄疫ウイルスは同じ血清型でも抗原性が多様であり、流行株に応じて適切なワクチンを使用する必要がある。 そこで本課題では、近隣諸国で流行しており、血清学的および遺伝的に多様な口蹄疫ウイルス血清型Aについて、2007~2019年にタイ国で分離されたウイルス株の性状を解析した。 |
| 成果の内容・特徴 | 1.2007~2019年に分離されたウイルス株133株は、全て同じトポタイプおよび系統であるASIAトポタイプSea-97系統に属している。 2.タイ国で使用されている3種類のワクチン株免疫牛血清との血清学的反応性は、2~3年周期で変化が認められる(表1)。 3.2007~2016年に分離されたウイルス株30株の全長ゲノム配列を決定し、系統解析を実施すると分離ウイルス株は、分離された地域に関わらず、2~3年毎に4系統に分類される(図1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1.口蹄疫まん延国で流行ウイルスに対し適切なワクチンを用いて本病をコントロールすることで、わが国への侵入リスクを減らすことが出来る。 2.わが国で備蓄ワクチン株を選択する際の科学的裏付けとなる。 3.流行ウイルス株の血清学的性状および遺伝的系統の周期的な変化に備えて、今後も継続的に調査を実施することが望ましい。 |
| 図表1 | ![]() |
| 研究内容 | https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/niah/2020/niah20_s15.html |
| カテゴリ |
| 耳石を用いたイカナゴ属2種の種判別 |
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| 農業用パイプの屈曲部のグラウトによる耐震対策技術 |