課題名 |
柑橘果皮の有用成分の高度利用、農産副産物の有効利用 |
研究機関名 |
高知県工業技術センター
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研究分担 |
食品加工部
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:食品加工副産物は、その多くが産業廃棄物として処理される以外、あまり利用方法がなく、処理コストが商品単価を上昇させたり、不法投棄に繋がり社会問題化するなど、有効利用が叫ばれている。その解決策として、食品素材化技術・有効成分抽出技術の開発を行い、再資源化を図る必要がある。ここでは、県内でも要望が多い、ユズ等の柑橘加工副産物や、豆腐等の穀物加工副産物の利用技術を検討し、有効利用を図る。成果:1)ユズ搾汁残さの食物繊維抽出品評価○溶媒(無機酸・有機酸・キレート剤)による抽出効率を検討し、抽出物の食物繊維ペクチン含量を測定した。(H13)○各種溶媒でのユズ搾汁副産物からの食物繊維抽出物への影響調査と有効成分(食物繊維)加工の改善を行った。(H14)○ユズ搾汁残さ有効成分の含有量を測定した。(H15)2)ユズ搾汁残さからの精油抽出技術の実用化○コストや実用化の面で有利な減圧蒸留装置を用いて、ユズ果皮からの精油抽出を検討した結果、適当な条件を得た。(H13~14)○ユズ精油の品質・機能性の評価を行った。(H15)3)ユズ搾汁残さを用いた石けん・シャンプー原料の開発○ユズ搾汁副産物を微粉末化するための、乾燥・粉砕条件を検討した結果、適当な条件を得た。(H13)4)穀物加工残さの有効活用○オカラサプリメントの開発を行った。(H15)
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研究対象 |
ユズ
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戦略 |
食品
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
加工
乾燥
機能性
コスト
ゆず
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