課題名 |
茶の機能性飲料抽出法の開発 |
研究機関名 |
高知県工業技術センター
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研究分担 |
食品加工部
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研究期間 |
完H14~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:高知県特産品として茶類(緑茶、ギャバロン茶、高カテキン茶など)や植物性飲料(グアバ茶、クワ茶など)があるが、生産量が少ないため単独では商品化が難しく、また、普通の緑茶系飲料として出荷した場合、消費者にアピールするものが少ない。そのため、上記の茶類や植物性飲料をブレンド茶として高付加価値化を図るため、カテキン・タンニン含量やα-アミラーゼ活性(血糖値上昇抑制)について測定し、商品化を図る。成果:1)製品へブレンドする原料の選択○茶葉抽出物でのα-アミラーゼ活性(血糖値上昇抑制)測定 県内産の各種茶葉(緑茶、ギャバロン茶、高カテキン茶)や植物性飲料(グアバ茶、クワ茶)の80℃・30分間水抽出物を凍結乾燥させたものについて、血糖値上昇抑制を評価するためα-アミラーゼ活性を測定した。その結果、グアバ茶に特に高い効果が認められた。(H14)○高カテキン茶葉などのカテキン分析 茶業試験場提供の高カテキン種と一般的なヤブキタ種の茶葉のカテキン含量を分析した。総カテキン量が、高カテキン種ではヤブキタ種の1.0~1.5倍含まれていた。特に、この中には、カテキンのなかでも機能性の高いエピガロカテキンガレートをヤブキタの種の1.4倍含むものがあり、有望である。(H14~15)2)茶飲料の試作○試作品作成・殺菌・経時変化による機能性成分カテキン劣化の検討 加熱殺菌によりカテキンは、機能性の高いエピガロカテキンガレートの減少が見られた。(H15)3)試作品の機能性評価○試作品のα-アミラーゼ活性(血糖値上昇抑制)測定 緑茶でのα-アミラーゼ活性の結果は、グアバ茶での50%阻害濃度と比較すると必要な濃度が非常に高く、通常の飲料レベルでは効果が期待できなかった。(H15)
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研究対象 |
各種茶葉
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戦略 |
食品
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
茶業
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カテゴリ |
加工
乾燥
機能性
機能性成分
グアバ
高付加価値
出荷調整
茶
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