| 課題名 | 食材に由来する高齢疾患予防因子の機能解析とその応用-糖尿病合併症予防および抗腫瘍性因子の探索と機能解析- |
|---|---|
| 研究機関名 |
秋田県総合食品研究所 |
| 研究分担 |
食品開発 |
| 研究期間 | 継H15~19 |
| 年度 | 2004 |
| 摘要 | 目的:本課題は、糖尿病合併症を予防する因子および抗腫瘍性因子を探索し、食品素材への応用と機能解析を行うことを目的とし、高齢化社会への対応をはかるものである。すなわち、平成12~14年度実施した研究課題「機能性評価技術の開発と食品の開発」等において明らかになった糖尿病合併症予防効果および抗腫瘍性に関する知見・成果を生かし、県民の福祉向上等を図るものである。本年度は、糖尿病合併症予防因子として、アルドース・リダクターゼ(AR)阻害活性を指標とした酵素系の評価系でのスクリーニングを継続する。また、ヒト正常細胞株(WI-38)と形質転換細胞株(VA-13)を用いた選択的抗腫瘍活性の細胞系の評価系でのスクリーニングも継続する。さらに、タラノキから見いだされた抗腫瘍性糖タンパク質(aralin)については、その糖鎖の意義を探る。 成果:・今年度、AR阻害活性、および抗腫瘍活性をスクリーニングしたなかに有望なものはなかった。 ・aralin糖鎖の構成糖分析の結果、グルコサミン、ガラクトース、マンノースがそれぞれ、aralin 1molあたり、7.47、3.01、10.60 mol 含まれていた。一方、ガラクトサミン、フコースは検出されなかった。したがって、aralin糖鎖は、Asn結合糖鎖であることが示された。 ・Asn結合糖鎖のタイプ分けを行ったところ、aralinは、コンカナバリンA(ConA)-agaroseカラムに吸着し、メチルグルコシドでは溶出せず、メチルマンノシドで溶出した。また、小麦胚芽凝集素(WGA)-agaroseには吸着しなかった。したがって、aralinの糖鎖は、ハイ・マンノース・タイプであることがわかった。 ・脱糖鎖aralinとnativeなaralinの選択的致死活性を比較した結果、脱糖鎖aralinの方が、形質転換細胞株に対する選択性が約1.4倍に増していることが認められた。 |
| 専門 | 食品加工流通 |
| 部門 | 共通 |
| カテゴリ | 加工 機能性 小麦 たらのき 評価法 |