| 課題名 |
地域から発生する未利用資源の利用技術の開発 真空乾燥処理した外来魚魚粉の飼料添加が近江しゃもの夏期の増体成績に及ぼす影響 |
| 研究機関名 |
滋賀県農業総合センター畜産技術振興センター
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| 研究分担 |
バイテク環境担当
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| 研究期間 |
完H17 |
| 年度 |
2004 |
| 摘要 |
外来魚駆除は本県の重要な課題であり、捕獲された外来魚を有効利用するための技術開発と資源循環のシステム化の構築が求められている。これまで、温風乾燥処理した捕獲外来魚は夏期の蛋白補強飼料として、肉用鶏への利用が可能であることがわかった。今回、真空乾燥処理を行った外来魚魚粉を用いた給与試験を行い、肉用鶏への利用の可能性を検証する。 本県特産鶏「近江しゃも」に初生時から4週齢までは各試験区ともにブロイラー肥育前期用飼料を給与し、4週齢から16週齢まで試験区1にブロイラー肥育後期飼料に真空乾燥ブルーギル魚粉10%を添加したもの、試験区2にブロイラー肥育後期飼料に真空乾燥ブルーギル魚粉5%を添加したもの、対照区にブロイラー肥育後期飼料のみを給与し、16週齢から20週齢までは採卵鶏飼料を給与した。 魚粉の給与を開始した4週齢以降の育成率は2区とも98.3%と良好で、対照区との差は見られず、増体量は試験区1が3,307gと高く、次いで対照区が3,253g、試験区2が3,206gとなったが3区間に大きな差は見られなかった。飼料摂取量は対照区が87.6g/日と高く、次いで試験区1が87g/日、試験区2が85.9g/日となったが3区間に大きな差はなく、真空乾燥処理したブルーギル魚粉の嗜好性に問題がないことがわかった。また、飼料要求率は試験区1が3.68と良く、次いで試験区2が3.75、対照区は3.77となったが、3区間に大きな差は見られなかった。体重は12週齢まで試験区1および試験区2が対照区に比べ高い値を示していたが、その後伸び悩みを示し、16週齢には対照区、試験区2試験区1の順となった。しかし、16週齢以降(採卵鶏用飼料に切替え後)は急激な伸びを示し、試験終了時は試験区1が3,347g、次いで対照区が3,293g、試験区2が3,246gとなった。と体検査成績のと体割合、正肉歩留まり、可食部割合は3区間に差は見られなかった。また、腹腔内脂肪率は両区とも雌が高い値を示したが、3区間に差は見られなかった。胸肉における加熱損失は雄が雌に比べ高い値を示したが3区間に差は見られなかった。剪断力価は雌・雄とも3区間に差は見られなかった。以上のことから、近江しゃもの夏期の蛋白補強飼料として活用できるが、給与後半に食い止まりが起こり、増体効果が低くなることがわかった。
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| 研究対象 |
肉用鶏
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| 戦略 |
畜産、環境
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| 専門 |
飼養管理
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| 部門 |
鶏
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| カテゴリ |
乾燥
飼育技術
鶏
未利用資源
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