課題名 |
連年安定生産化に向けたカンキツ経営方式の確立 |
研究機関名 |
和歌山県農林水産総合技術センター農業試験場
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研究分担 |
栽培部
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研究期間 |
継H15~19 |
年度 |
2004 |
摘要 |
[内容]カンキツ経営では、隔年結果により生産量・価格が大幅に年次間変動し、これによる経営の不安定化と収益性の低下が大きな問題となっている。本研究では、隔年結果をもたらす園地・経営条件を解明し、効率的な技術導入のための基礎資料とする。[本年度の結果概要]1.農家の隔年結果に対する意識と対策の実施状況を明らかにするため、金屋町のミカン生産農家を対象にアンケート調査を実施した(有効回答数201)。2.農家の隔年結果是正に対する意識を時期別にたずねると、隔年結果是正の必要性は過去より現在、現在より将来のほうが高まる傾向にあった。また、農家は経営の不安定要素を「収穫・出荷量の増減」と考えており、経営方針として「安定」を考えている。単価・品質についても同様に「安定」を目指している。3.農家が考える隔年結果を助長する原因は、「老木」「摘果不十分」「干害(乾燥)」が上位を占める。4.隔年結果を是正するための技術的な対策として、「間伐・縮伐」「整枝、剪定」「適量・適期の施肥」「改植」が上位にあげられた。隔年結果対策を実施するうえでの問題点は、「手間が足りない」「是正しても期待する販売金額が得られない」「対策技術が難しい」「販売単価の見通しがつかない」などがあげられた。
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研究対象 |
温州ミカン
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戦略 |
園芸
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専門 |
経営
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
温州みかん
改植
乾燥
経営管理
出荷調整
施肥
その他のかんきつ
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