道内農産副産物を利用した資源循環型畜産技術の開発(1)でん粉粕の防カビ・貯蔵技術の開発と実用化

課題名 道内農産副産物を利用した資源循環型畜産技術の開発(1)でん粉粕の防カビ・貯蔵技術の開発と実用化
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 家畜生産部肉牛飼養科
環境草地部畜産環境科
南十勝農工連
研究期間 継H16~18
年度 2005
摘要  でん粉粕は空気暴露表面にカビが生えやすく、カビの生えた部分は廃棄することになって、養分損失となる。そこで、防カビ効果をもつ化学資材の添加水準・添加方法の検討ならびにこれら資材の添加装置を開発し、添加処理技術の実用化をはかる。方 法:1)化学資材による防カビ効果 化学資材に尿素を用い、均一添加、表面添加の効果を調べた。均一添加はでん粉粕に尿素0.5%添加しフレコン規模(500kg)、およびでん粉粕にふすま、ないしビートパルプを約1割混合した物に尿素0.5%添加してポリビン規模(850g)で行い、開封時、開封後のカビ数を調べた。表面添加は尿素の適添加量を調べるため、添加量を変えてポリビン規模で行い、開封時、開封後のカビ数を調べた。2)化学資材添加装置化学資材添加装置を作製し、送液ポンプの能力試験および添加精度の確認を行った。用いた化学資材は尿素で、でん粉粕原物重あたり0.5%の添加量になるようにした。精度の確認は10分間隔ででん粉粕のサンプルを採取し、凍結乾燥したサンプルの窒素含量を測定した。成績の概要:1)化学資材による防カビ効果(i)でん粉粕に尿素0.5%を均一添加するとサイレージ開封時・開封後のカビ発生が抑制された。でん粉粕にふすまやビートパルプを添加してサイレージ調製した場合も尿素0.5%均一添加でカビ増殖が低減した。(ii)でん粉粕に尿素100g/m2以上表面添加するとサイレージ開封時・開封後のカビ増殖が低減し、尿素の適添加量は100g/m2程度と考えられた。(iii)尿素均一添加、表面添加ともサイレージ調製に際してはすみやかに密閉することが必要である。2)化学資材添加装置(i)でん粉粕への尿素添加装置の試作機をでん粉工場と共同で開発し、粕中の尿素含量が0.5%となるように試験運用したところ、平均尿素含量が0.46%となり目標通りの結果が得られた。農家への供給を技術的に可能にするため、精度の確認試験を継続する予定である。
研究対象 肉用牛、乳用牛
専門 飼養管理
部門 牛
カテゴリ 乾燥 飼育技術 肉牛 保存・貯蔵

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