| 課題名 | 機能性飼料原料を活用した高付加価値卵の調製と養鶏場の衛生環境の向上 |
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| 研究機関名 |
京都府畜産技術センター |
| 研究分担 |
経営・指導部 |
| 研究期間 | 継H16~18 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | 1.目的:シナモンには強い抗菌作用が知られており、抽出したシナモン油(シナミックアルデヒド)はサルモネラ菌(Salmonella Enteritidis)に対しても強い抗菌作用を持つことが認められた。シナモンはハーブの一種であり安全で残留性のない抗菌剤としての活用が期待できる。前年はシナミックアルデヒドを乳化し飲水投与したが、シナモンに含まれているシナミックアルデヒド以外のオイゲノールも抗菌性があると報告されており、今回はシナモンの粉末を投与した。また、一般的に油分は卵黄に移行することから、シナモンに含まれる油分も同様に移行し、生産物である鶏卵に対しても高付加価値化が期待される。そこで、採卵鶏にシナモン粉末を給与し、卵黄へシナミックアルデヒドの移行について検討するとと もに、鶏卵中のサルモネラ菌の抗菌性を調査した。 2.方法: (1)試験期間 平成17年6月22日~8月10日(50日間)うち10日間は予備飼育期間。シナモンパウダー投与期間:40日間 (2)供試鶏 コマーシャル採卵鶏(褐色卵殻鶏) (3)供試資材 シナモンパウダー(シナモンスティックを粉末状にしたもの) (4)試験区分 24羽/区×4区×3反復(計288羽)。対照区、低濃度区(シナモンパウダー16.5mg/羽・日(0.165%))。中濃度区(シナモンパウダー33mg/羽・日(0.33%))。高濃度区(シナモンパウダー66mg/羽・日(0.66%)) (5)供試施設 高床式鶏舎の採卵用ケージ(16時間日長、ヒナ3段中段、下段に単飼) (6)供試飼料 市販配合飼料 (7)調査項目 生産性(卵質検査を含む)、飼料消費量、血清の抗菌性調査(Disk法)。血液検査(T-CHO)、卵黄中シナミックアルデヒド分析(ガスクロマトグラフィー質量分析法) 3.結果の概要: (1)一般卵質検査では卵殻破壊強度、卵殻厚は全ての区において投与20日で一旦低下し、有意な差が見られたが、対照区おいても同様な変動がみられ、シナモン投与の影響ではないと考えられた。 (2)飼料消費量はシナモン投与区、対照区ともに投与前と比較し投与40日では減少していたが、試験開始が初夏であったため、原因はシナモン投与ではなく環境変化による影響が大きいと考えられた。 (3)Disk法による抗菌性試験の結果、シナモンを投与した鶏の血清及び生産卵の卵黄、卵白ともに抗菌性は認められなかった。 4.今後の問題点と次年度以降の計画:Disk法での抗菌性検査ではシナモン投与卵に抗菌性は認められなかったため、シナモン卵へのシナミックアルデヒドの移行を確認し、定量を行う。 5.結果の発表、活用等:京都府畜産技術センター試験研究成績第3号(2006)に掲載予定 |
| 研究対象 | 採卵鶏 |
| 専門 | 飼養管理 |
| 部門 | 鶏 |
| カテゴリ | 機能性 高付加価値 飼育技術 鶏 |