DVR(発育速度)モデルを応用した生育予測法の確立

課題名 DVR(発育速度)モデルを応用した生育予測法の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 果樹研究所
研究期間 新H18~22
年度 2006
摘要 目的:主要果樹の発育経過、果実肥大及び成熟経過、新梢生長等を調査し、気象要因との関係を解析するとともに、生育予測法を確立する。さらに、生産性を向上するための生育ステージごとの生育指標を作成する。結果:(i)リンゴ「つがる」は8月以降の高温乾燥条件により、小玉傾向で着色悪く、成熟日数が大幅に短縮された。しかし、硬度は高かった。「ふじ」も同様に小玉傾向で硬度が高かった。しかし、着色、蜜入りは良好だった。外部裂果の発生も少なかった。(ii)モモでは、発芽期は平年並みだったが、開花期は平年より6~7日遅れた。収穫期は概ね平年並みであった。果実は初期肥大が良好で、総じて平年並み~やや大きめに経過した。双胚果の発生は、「あかつき」、「ちよひめ」が平年より少なく、「ゆうぞら」は平年並みであった。硬核期開始は、「あかつき」が6月14日(満開後47日)で平年より2日遅かく、硬核期終了は7月3日と推定された。果実は「あかつき」が平年より大きく、糖度は平年並み、着色は良好であったが、核障害の発生が多かった。「ゆうぞら」の大きさは平年並みで、糖度は平年より高く、着色は平年並みであった。2006年の核障害発生原因は、幼果期の高温による幼果の急激な肥大、硬核期中~収穫前にかけての多湿条件や新梢の急激な停止による果実肥大の促進により、多発につながったものと推察された。毛茸障害の発生は、「あかつき」が0.5~7.0%で中程度の発生となった。毛茸障害の発生は、満開後30日頃から確認され、満開後70日頃まで増加が確認された。非破壊果実品質装置による果実面積値と一果重、推定糖度と実測糖度、の推定果汁pHと実測果汁pHの関係には、「あかつき」「ゆうぞら」ともに一定の相関が見られた。また、果実品質測定による着色度と果実の着色程度にも一定の関係が見られており、非破壊果実測定装置による計測値は、実用的な精度を有すると判断された。(iii)ニホンナシ「幸水」、「豊水」の発育は、発芽期が早まったものの、開花期は遅れた。収穫期は3日程度早かった。果実肥大は生育後半の肥大により、収穫果は平年より大きかった。いずれの品種も果実は平年より小さかったが、「幸水」ではRM示度が平年より低めで、硬度は平年より高かった。「豊水」ではRM示度が平年より高かったが、硬度は平年より低かった。
カテゴリ 乾燥 生育予測 品種 もも りんご

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