課題名 | 3 多様なニーズに対応した高品質な農産物生産技術等の開発 (2)多様なニーズに対応した農産物の高品質・高付加価値化生産流通技術の確立 (i)高品質果実の輸出に対応した鮮度保持技術の開発 ア.高品質果実・花きの輸出に向けた鮮度保持技術の開発 |
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研究機関名 |
栃木県農業試験場 |
研究分担 |
果樹研究室 |
研究期間 | 継H17~19 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:防湿段ボール等の機能性資材や温度処理等の物理的手法並びに冷温高湿貯蔵等の新規貯蔵技術を組み合わせることにより、ぶどう、なしの品質保持技術を開発する。成果:ぶどう「巨峰」に及ぼす鮮度保持効果を検討した結果、防湿段ボールは普通段ボールより房重の低下を抑えることが明らかになり、10℃で保存し穂軸に水を含んだ吸水性スポンジを挿して防湿段ボールに入れた場合は収穫後21日後まで食味が良かった。また、MA包装フィルム4タイプを検討した結果、包装することで収穫後14日までは鮮度保持効果のあるフィルムがあった。なし「にっこり」を0℃で99日冷蔵後4℃で7日間貯蔵した果実を、10~11℃で保存すると7~14日の品質保持期間であった。新規鮮度保持剤1-MCPが「にっこり」に及ぼす鮮度保持効果を検討した結果、無処理より15日鮮度を長く保つことができた。MA包装フィルム3タイプを「にっこり」で検討したが、いずれのフィルムも包装することによる鮮度保持効果は期待できなかった。「にっこり」を防湿段ボールと普通段ボールにいれた場合の鮮度保持効果に違いは見られなかった。 |
カテゴリ | 温度処理 機能性 高付加価値 鮮度保持技術 品質保持 ぶどう 保存・貯蔵 輸出 良食味 |