課題名 |
稲わらサイレージおよび食用米副産物等を活用した黒毛和種去勢牛向け発酵TMR調製・給与技術の開発 |
研究機関名 |
富山県農業技術センター
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研究分担 |
飼料環境課
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2007 |
摘要 |
1.目的 、 本県の肉用牛肥育経営においては、口蹄疫等の侵入防止のための飼料安全対策や飼料自給率向上の観点から、輸入稲わらから県産わらへの転換が喫緊の課題となっている。しかし、乾燥稲わらは、回収時の天候不順や労力不足により、その利用が進んでいない。また、食用米副産物の米ぬかに含まれるビタミンEは、牛肉の貯蔵性向上や食味改善効果が示唆されている。しかし、これら食用米副産物の安定貯蔵技術や給与技術は確立されていない。、 そこで、コンバイン刈取り直後の稲わらロールベールサイレージの安定貯蔵技術や、これに米ぬか等の食用米副産物等を混合した発酵TMRの黒毛和種去勢牛への給与技術を開発する。、2.期待される成果と活用面、 生稲わらを1年間安定した品質で貯蔵できる添加資材が明らかになるとともに、肉質への影響が懸念される稲わらのβ-カロテン含量の推移や肉色保持効果が期待されるビタミンE含量の貯蔵中の変化が明らかとなり、気象条件による影響が従来より少ない稲わらロールベールサイレージの安定貯蔵技術が開発される。、 また、稲わらサイレージや米ぬか配合の発酵TMRを給与した黒毛和種去勢牛の採食性、飼料効率、枝肉成績、血液性状および肉の特性等から効率的な給与技術が開発され、稲わらの自給率向上と水田地帯の特性を生かした牛肉生産に寄与できる。
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カテゴリ |
乾燥
経営管理
飼料効率
水田
肉牛
保存・貯蔵
良食味
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