o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発

課題名 o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発
課題番号 2008010612
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,省農薬リンゴ研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,省農薬リンゴ研究果樹サブチーム
協力分担関係 岩手県農業研究センター
岩手県病害虫防除所
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)化学農薬50%削減の中核技術である複合交信攪乱剤の効果試験において、ハマキ等主要害虫に対し、対慣行で半分以下の3回の補完防除により、実用的な水準に近い被害抑制効果を得た。2)交信攪乱対象外害虫の補完防除削減に向けて、ナシマルカイガラムシやスモモヒメシンクイ等の発生生態の解明を進め、それらに対する防除適期を明らかにした。3)化学農薬を50%削減するりんご栽培技術の実証試験で問題となる、薬剤感受性低下ナミハダニの防除を支援する技術として、簡易密度推定法と簡易薬剤感受性検定法を提案するとともに、これらを活用して現地のナミハダニの密度抑制に貢献した。4)殺菌剤削減に資する有力素材と目されるストロビルリン系殺菌剤(QoI剤)に対する耐性菌発生リスク評価を進め、同剤を活用して主要病害を岩手県基準の半分に当たる12成分回数で防除する体系の骨子を示した。5)褐斑病菌を遺伝的多様度分析に基づいて個体識別する技術を確立した。6)除草機械による地表面管理技術を確立するため、アーム可動式乗用草刈り機による樹冠下周年除草の試験に着手し、除草効果とともにナミハダニ等病害虫管理との整合性を立証した。7)化学農薬を50%削減するりんご栽培技術体系の実証試験を営農試験地で実施し、主要病害虫について慣行防除体系に比べて遜色ない防除効果を得た。8)実証試験地の産地マーケティング研究により、共販による量販店との予約相対取引は生産と小売り双方に互恵的であり、主に下級品価格の下支え効果により、生産者価格の上昇に貢献していることを解明した。
カテゴリ 病害虫 害虫 管理技術 栽培技術 除草 除草機 耐性菌 農薬 フェロモン 防除 薬剤 りんご

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