a.麦類の穂発芽耐性等重要形質の改良のためのゲノム育種

課題名 a.麦類の穂発芽耐性等重要形質の改良のためのゲノム育種
課題番号 2008010623
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,麦類遺伝子技術研究チーム
協力分担関係 横浜私立大学
農業生物資源研究所
帯広畜産大学
東京大学大学院
岡山大学
山形大学
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)小麦の種子休眠関連遺伝子については、19年度に行った網羅的遺伝子発現解析により絞り込んだ候補遺伝子のうち、2つについて、その塩基配列から推定される機能、および染色体上の座乗位置から、休眠性遺伝子そのものである可能性が高いことを示した。これらが休眠性遺伝子であるかを確認するために、これらの遺伝子を導入した形質転換小麦の作出を開始した。2)小麦の種子休眠の解除には2つあるABA代謝酵素(TaABA8'ox)の相同遺伝子のうち、TaABA8'ox1が主に寄与していることを示した。また、TaABA8'ox1の機能欠損による種子休眠性の強化には、同祖遺伝子群すべての機能欠損型変異を集積する必要があることを示した。3)小麦の高効率形質転換系について、実験規模を拡大するために技術移転を行った場合でも、遺伝解析に利用可能な組換え個体が得られていることを実証した。また、開発した形質転換系を用いて、小麦への実用形質遺伝子の導入を開始した。4)小麦の耐湿性の解明に向けて、節根基部における通気組織形成程度の低さが小麦に湿害を引き起こす主たる要因の1つであることを明らかにした。また、培養実験系内での栽培で、湿害状態に特徴的な根の通気組織形成程度が低い小麦を育成する手法を確立した。この系を用い、通気組織形成程度が異なる2つの根端組織における遺伝子の発現の差を調べ、通気組織形成に関わる可能性のある27の候補遺伝子を確定した。
カテゴリ ゲノム育種 小麦 湿害 耐湿性

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