b.野菜・茶の免疫調節作用、生活習慣病予防作用を持つ機能性成分の評価法と利用技術の開発

課題名 b.野菜・茶の免疫調節作用、生活習慣病予防作用を持つ機能性成分の評価法と利用技術の開発
課題番号 2008010655
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜・茶機能性研究チーム
協力分担関係 アサヒ飲料
アサヒビール
カゴメ
ツムラライフサイエンス
中北薬品
日清ファルマ
日本製紙
森永製菓
東京工業大学
九州大学
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 野菜・茶の生体調節機能の解明では、1)茶葉中抗アレルギー成分であるメチル化カテキンの薬理特性を明らかにするため、「べにふうき」緑茶の飲用による花粉症の症状軽減効果が発現される時期の検討を行い、花粉飛散1カ月前から飲用した方が、発症後に飲用を始めるよりも効果が高いことを明らかにした。「べにふうき」茶エキス含有スキンケア商品をメーカーと共同開発し発売を開始した。2)茶の免疫賦活成分である多糖-カテキン複合体の活性部位はカテキン由来のピロガロール構造であり、アラビノガラクタンが活性多糖の構成成分の1つであると推定した。3)トマト摂取後のヒト血中カイロミクロン中のリコペン濃度は、加熱・油添加>加熱>生の順番であり、調理により吸収が変動することを見出した。4)牛乳、コーン油は、水と比べてアブラナ科野菜に存在するイソチオシアネートの体内吸収を高めることを明らかにした。5)しょうが成分のジンゲロールやいちごなどに存在するエラグ酸が、ストレスに伴い発生が増加すると推定されている活性窒素を消去する機構を明らかにした。 中性脂肪を分解促進する野菜の検索では、1)しょうが、しこくびえ抽出物は脂肪細胞分化および脂肪分解を活性化し、アディポネクチン遺伝子の発現を上昇させ、PPARα、PPARγに対してリガンド活性を持つことを明らかにした。 新機能性野菜・茶の開発に向けて、1)ポリフェノールに特徴のある茶品種として、栽培特性の優れた高アントシアニン系統「枕個03-1384」を選抜し、品種登録候補系統とした。2)カフェイン低含有茶系統の育成に向けて、「タリエンシス赤芽」茶由来のカフェインレス形質は1遺伝子座支配であり劣性形質であることを明らかにした。3)そば属・豆科のスプラウト・ベビーリーフ等の新規機能性生鮮野菜生産法を開発するため、小麦胚芽を利用して生産したGABA液をベビーリーフに施用すると、GABAを吸収・蓄積した機能性ベビーリーフが生産できることを明らかにした。 なす遺伝資源における高機能性アントシアニンの探索では、1)なすとその近縁野生種に3種の新奇なアントシアニンが存在することを明らかにした。その内の1つは従来のなすアントシアニンよりも抗酸化活性が高かった。
カテゴリ あぶらな いちご 遺伝資源 機能性 機能性成分 しょうが そば トマト なす 評価法 品種 その他の野菜

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる