| 課題名 | c.国際重要感染病の侵入防止と清浄化技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2008010670 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,国際重要伝染病研究チーム |
| 協力分担関係 |
富山化学工業株式会社 JRA競走馬総合研究所 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2008 |
| 摘要 | 1)口蹄疫等の国際重要感染症の侵入とまん延の防止を目的とした感染動物における感染・増殖抑制技術等の開発では、口蹄疫ウイルス増殖阻害剤であるピラジンカルボキサミド誘導体T-1105を経口投与した豚は、口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株感染による臨床症状が認められず、鼻汁および血漿中へのウイルスの排泄もないことを明らかにした。本抗ウイルス剤の経口投与は、一頭ごとの注射を必要とする皮下投与とは異なり餌に混合できる利点があることから、口蹄疫ウイルスの排泄抑制に実用的な投与法である。2)国際重要感染症の原因ウイルスの抗原性と病原性の解析では、口蹄疫ウイルス日本分離株O/JPN/2000株から単離されたプラックサイズの異なる2種類のウイルスのうち小プラック形成ウイルスは、マウスの初代筋肉培養細胞における増殖性が著しく低く、乳飲みマウスにも感染しないことを明らかにし、プラックのサイズとマウスへの病原性には関連があることを示した。3)疾病サーベイランスに用いる迅速・高精度な診断技術の開発では、豚コレラウイルス群および牛ウイルス性下痢(BVD)ウイルス群の抗原的な識別を可能にするために、それぞれのウイルス群のE2たんぱく質の群内での共通アミノ酸配列を持つペプチドを合成して抗体を作製した。また、BVDウイルス等が増殖可能な細胞株を得るために初代培養細胞をSV40のT抗原遺伝子でトランスフォームした細胞を作出し、BVDウイルスが細胞変性効果を伴って増殖する細胞系をクローン化した。さらに感染の指標を得るためのプロテオーム解析の基礎データを得た。4)持続感染動物の摘発や感染動物識別法の開発では、口蹄疫ウイルスAsia1型の抗体検出に競合ELISAが有用であることを明らかにした。また、水胞性口炎の抗原・抗体検出法を開発し、感度および特異性が優れていることを確認した。 |
| カテゴリ | 診断技術 豚 防除 |