| 課題名 | (3)遺伝子組換え昆虫を利用した有用物質生産技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2008010730 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
| 研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,遺伝子組換えカイコ研究センター |
| 協力分担関係 |
独立行政法人理化学研究所 国立大学法人九州大学 国立大学法人東京大学 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 株式会社ネオシルク 日本製粉株式会社中央研究所 日東紡績株式会社メディカル事業部門 東レ株式会社先端融合研究所 片倉工業株式会社生物科学研究所 国立大学法人大阪大学生物工学国際交流センター |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2008 |
| 摘要 | 1.電動式のマイクロマニピュレーターを用いた新しいタイプの注射法を開発した。この装置を用いることにより、卵へのDNAの注射速度と組換えカイコの作出効率がともに向上することが分かった。2.カイコ及びテンサンのフィブロインH鎖遺伝子プロモーターを用いた遺伝子発現系が構築された。この系を用いると、従来型のフィブロインL鎖プロモーターを用いた系で見られる後部絹糸腺の形態異常は出現せず、目的とする組換えタンパク質を後部絹糸腺で作成する系として、L鎖プロモーターの系より優れていると判断された。3.導入遺伝子の発現量を上げるため、従来のGAL4より効果の高いことが確認されている改良型GAL4とセリシン遺伝子のプロモーターを用いて、中部絹糸腺での発現系の構築に成功した。また、同じGAL4を用いて熱誘導型の導入遺伝子の発現系を作出した。4.遺伝子組換えカイコによる有用物質の生産システムを高度化するため、中部絹糸腺における組換えタンパク質の生産系の改良を行った。その結果、エクソン-イントロン構造やコザック配列を付加することによって、カイコで生産される組換えタンパク質の生産量が上がることが分かった。また、発現ユニットのタンデムリピート化やコピー数の増加によっても生産量が増えることが明らかにされ、EGFPを発現させた場合に平均で1頭当たり1mgの組換えタンパク質を発現させることが可能になった。5.組換えタンパク質の大量生産に適する系統の作出について、交配・選抜などにより改良を進めた。その結果、一個体当たりのセリシン量は75mgを越え、これまで用いてきた系統に比べ2倍以上になった。6.群馬大学と共同で、Gタンパク質の受容体の組換えカイコによる生産を試み、μオピロイド受容体を生産する遺伝子組換えカイコの作出に成功した。7.東レ(株)、東京農工大学、群馬県蚕糸技術センター、群馬県繊維工業試験場、理化学研究所、Amalgaam有限会社及び生活資材開発ユニットとの共同研究により、高機能絹糸・繊維の開発を行った。その結果、蛍光タンパク質等を繭糸中に高頻度に発現した繭の大量生産に成功した。さらに、繭に蛍光を維持したまま生糸にする技術の開発に成功し、織物やランプシェードなどのインテリア用品が試作された。 |
| カテゴリ | カイコ |