e.農産物・食品の機能性評価技術の開発及び機能性の解明

課題名 e.農産物・食品の機能性評価技術の開発及び機能性の解明
課題番号 2009013929
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,機能性評価技術ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,栄養機能ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品素材科学研究領域,脂質素材ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,機能性成分解析ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品分析研究領域,GMO検知解析ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品分析研究領域,非破壊評価ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品バイオテクノロジー研究領域,機能分子設計ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,機能性成分解析ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,機能生理評価ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域,栄養機能ユニット
協力分担関係 学校法人十文字学園女子大学
(独)国立健康・栄養研究所
国立大学法人東京医科歯科大学
国立大学法人東京大学
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 遺伝子組換え動物を用いた機能性評価技術では、1)アレルギーモデルマウスを用い、抗原の経口感作の期間・頻度により、抗原特異的IgEの誘導が変わることを確認した。このことから、経口感作において抗原の投与方法がアレルギー発症に重要であることが示唆された。 ニュートリゲノミクス等による機能性成分の遺伝子発現制御機構の網羅的評価技術では、1)高脂肪・高ショ糖食は肝臓の脂肪生合成系等の遺伝子発現を変動させ、肝臓の脂肪蓄積及び酸化ストレスの増加、体重増加等を引き起こすが、ケルセチン投与によりそれらが軽減されることを確認した。2)凍り豆腐と魚油の摂取は、脂肪酸合成系や脂肪酸酸化系の遺伝子発現を変化させ、両者の同時摂取は相加的に作用することを明らかにした。 先進的機能性評価技術では、1)近赤外分光法を用いた血糖値の非侵襲測定法において、検量モデルに適合するグループと適合しないグループに分かれることが明らかになった。2)糖尿病者の血中に多く存在する終末糖化産物(AGE)を測定するために開発したヒト由来の終末糖化産物受容体(RAGE)を改変したminiRAGEの安定化に成功し、AGE認識素子として供給可能であることを確認した。また、大腸菌により生産されるminiRAGEがAGE認識素子として機能することを確認した。 機能性発現機構の解明では、1)コレステロールを添加した飼料を与えたマウスでは、エコール生産が抑制されたことから、特定の食品摂取により腸内におけるイソフラボン代謝を制御できる可能性を明らかにした。 地域・国産食品素材の多様な機能性の解明では、1)食品の抗酸化活性の統一的評価法として昨年度にOxygen radical absorbance capacity (ORAC)法を選定したが、測定器内の温度むら等により室間再現性が劣っていたことから、プレートシール貼付等により改善した改良ORAC法の室間共同試験を行い、一部の標品を除いて室間再現相対標準偏差が20%以下となり、本改良法が農産物等の評価に利用できることを確認した。また、数種の国産果実を対象に、ORAC(従来法)の測定を行い、品種間差異などを明らかにした。2)20年度に遺伝子組換え動物を用いたアレルギーモデルマウスにおいて、即時型アレルギー反応による血管透過性亢進の抑制作用を確認した2種類の国産ハーブの熱水抽出物から抗原特異的脱顆粒抑制活性の高い画分を見出した。
カテゴリ 機能性 機能性成分 評価法 品種

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