高品質肉豚生産技術の確立

課題名 高品質肉豚生産技術の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 畜産研究所
研究期間 継H18~H22
年度 2008
摘要 目的:機能性食品の高度活用による豚肉の銘柄化と、飼養環境の改善による高品質な豚肉の生産技術を確立するとともに、未利用資源の活用による肉豚生産技術を開発する。、成果:(1)機能性食品である桑の葉粉末を給与し、高品質な豚肉生産技術としての検討を行った。桑の葉を給与すると脂肪が薄くなる傾向がみられた。また、官能検査では3区が対照区と比較して脂っこさを除く全ての項目で強いと評価された。(2)県内の未利用資源を活用した飼料の養豚利用に関する検討を行った。造粒機を用いて加工・調製することで、水分9.5%と低く、カビ等の発生もみられなかった。また、ハンドリングも容易になった。発育性は60%添加区で増体が落ちる結果となったが、40%添加区までは対照区とほぼ同様の発育を示した。また、規格外農作物(ヤーコン)を給与することで嗜好性がよくなる傾向がみられた。肥育後期における飼料の代替は10%までは発育・枝肉・肉質への影響はないと考えられた。しかし、規格外農作物(ヤーコン)は季節が限定されることに加え、処理に手間がかかることから、今後更なる検討が必要と思われる。(3)飼養環境が肉質に与える影響に起案する試験では放牧が肉質に及ぼす影響を検討した。その結果、全肥育期舎飼区に比較して全肥育期放牧区の方が脂身の甘みや、脂っこさが強いという結果となった。また、肉の柔らかさについても、放牧した方が肉が軟らかく、脂身の旨みも増す結果となった。
カテゴリ 加工 機能性食品 未利用資源 ヤーコン

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