課題名 |
園芸作物品種育成研究、1)地域園芸品目等のブランド化のための優良品種育成、(2)かもうりの優良系統選抜 |
研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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研究分担 |
能登分場
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2008 |
摘要 |
目的:かもうりの在来系統を収集し、その特性調査から収量性が高く、形状、品質の揃いが良く、機能性を有する優良系統を選抜する。ここでは、能登野菜候補となっている中能登系について特性を明らかにする。、成果:定植30日後、58日後の生育は、つる長、葉数、葉長は「長とうがん」が優れ「現地優良」が劣った。また、つる径は「中能登2」が細かった。着果率、株当たり収穫数、10a当たり換算収量共に「現地優良」が他より劣ったが、1果平均重は「中能登2」より大きかった。果実形状の変異は「中能登2」が少なく「現地優良」が多かった。果実の貯蔵性は、全系統貯蔵日数が長くなるにしたがい腐敗率が高くなる傾向が見られたが、腐敗率は「現地優良」が最も少なかった。「中能登2」の収穫時期別カリウム含量は、45日収穫が最も高く、60日収穫が最も少なかった。収穫時期別貯蔵性は、貯蔵90日、120日で収穫時期が遅いほど腐敗率が高くなる傾向が見られた。また、採種用個体選抜は果形の変異の少ない「中能登2」を最も有望とし、固定化を図った。なお、「現地優良」は、果形に変異があるものの「中能登2」に優る果形の株を準優良株としその中から1個体を選抜した。
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カテゴリ |
機能性
栽培技術
とうがん
品種
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