課題名 |
7.果樹の省力栽培技術の確立1)核果類における溶液受粉技術の確立、(1)溶液受粉における花粉の効率的利用方法の開発、 |
研究機関名 |
山梨県果樹試験場
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研究分担 |
栽落葉果樹栽培科
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研究期間 |
H19~23、H19~23、、H19~22 |
年度 |
2008 |
摘要 |
試験1 溶液組成が結実率へ及ぼす影響 、昨年の室内試験で検討した溶液組成の実用性や、花粉濃度(0.25~1%)と結実率との関係を圃場で調査した。モモでの結実率は最大8%程度で、慣行区の50%に対して劣った。スモモは2品種を用いて検討したが、溶液受粉区では殆ど結実が得られなかった。オウトウでは慣行区の10%に対して、濃度1%の花粉を使用した区では結実率8%となった。 試験2 新規溶液組成の検討、柱頭への付着性向上を目的に、展着剤や界面活性剤などの使用を検討した。展着剤のアプローチBIは花粉の発芽活性への影響が少なかった。また、花粉への影響が殆ど無い界面活性剤をいくつか特定した。モモにおいては花粉管伸長効果がある資材も明かとなった。、試験3 花粉の馴化条件の検討 、モモ、スモモ、オウトウいずれの花粉も湿度の影響が大きく、90%近い高湿度条件で2時間以上馴化すると、安定して高い発芽率が得られた。スモモとオウトウは室温・高湿度条件に長時間放置すると発芽の低下がみられるので、長時間の馴化では4℃・高湿度条件が望ましい。
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カテゴリ |
おうとう
栽培技術
受粉
すもも
品種
もも
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