17.ブドウ及び核果類等の病害虫薬剤防除法の改善、1)農薬の効力検定及び残留分析試料の調製、(1)農薬の効果査定、(2)農薬残留量の把握(3)オウトウショウジョウバエに対する薬剤の効果 

課題名 17.ブドウ及び核果類等の病害虫薬剤防除法の改善、1)農薬の効力検定及び残留分析試料の調製、(1)農薬の効果査定、(2)農薬残留量の把握(3)オウトウショウジョウバエに対する薬剤の効果 
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 病害虫科
研究期間 S54~、S54~
年度 2008
摘要 1)新農薬の効力検定、i)殺菌剤 ブドウべと病に対しNT-8008・水和剤100倍は、対照薬剤のジマンダイセン水和剤1,000倍と比べほぼ同等の高い防除効果が認められた。ブドウうどんこ病に対しエコショット2,000倍、アフェットフロアブル2,000倍は、対照薬剤のトリフミン水和剤2,000倍と比べ、ほぼ同等の防除効果が認められた。ブドウ黒とう病に対しフリントフロアブル25 1,000倍の休眠期散布は、対照薬剤のベンレート水和剤500倍と比べ、優る防除効果が認められた。モモせん孔細菌病に対する休眠期のNT-8008・水和剤150倍および生育期のCGC2011水和剤1,000倍の効果は、少発生条件下で区ごとの発病程度にもバラツキが見られたため判然としなかった。モモ灰星病に対しオーシャインフロアブル2,000倍は、対照薬剤のロブラール水和剤1,500倍とほぼ同等の防除効果が認められた。ネクタリンの黒星病に対しスコア顆粒水和剤2,000倍は、対照薬剤のサニパー水和剤600倍と同様に発病が認められなかったことから、防除効果は高いと考えられた。スモモ灰星病に対しオーシャインフロアブル3,000倍は、対照薬剤のロブラール水和剤1,500倍と比較し、同等からやや優る防除効果が認められた。 、ii)殺虫剤 モモのシンクイムシ類に対し、ディアナWDGの5,000倍は対照薬剤のダーズバン水和剤と同等の防除効果が認められた。スモモのケムシ類に対し、カスケード乳剤は対照薬剤のダイアジノン水和剤と同等の防除効果が認められた。ブドウのクワコナカイガラムシに対し、スタークル顆粒水溶剤(40g/40ml)の樹幹塗布は、防除効果が認められ有効な防除法として今後期待される。ブドウのクビアカスカシバ幼虫にに対する薬剤の効果を検討した結果、パダンSG水溶剤の効果が高かった。スカウトフロアブル2,000倍、スプラサイド水和剤1,500倍もやや遅効的であるが効果が期待出来る。、2)残留分析試料の調製 、スモモのトラサイドA乳剤について、残留分析試料を調製し分析機関に送付した。 、3)マイナー作物等農薬登録に向けた効力検定および残留、分析試料の調製ネクタリンの白紋羽病に対するフロンサイドSCの登録拡大のため、残留分析試料を調製し分析機関に送付した。隣接果樹においてドリフトにより残留基準値の超過が懸念される薬剤について、オウトウ、スモモ、ネクタリン果実に十分量散布した場合の成分減衰実態を明らかにした。チオジカルブがオウトウ、スモモに飛散した場合は14日以上、フェンプロキシメート、フルフェノクスロンがスモモに、シモキサニル、チオジカルブがネクタリンに飛散した場合は、7日以上経過すると残留基準値以下になることが示された。合成ピレスロイド剤、ディアナSCの葉、果実への接触による殺虫効果を調査した。合成ピレスロイド剤は、散布後日数にかかわらず効果は低かった。ディアナSCは散布12日後でも効果が高かった。合成ピレスロイド剤とディアナSCの防除体系は慣行区と同等の効果を示し、実用性があると考えられた。、、
カテゴリ 病害虫 うどんこ病 おうとう 害虫 クビアカスカシバ 黒星病 すもも せん孔細菌病 ネクタリン 農薬 ぶどう 防除 もも 薬剤

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