| 課題名 | n.高品質畜産物生産のためのクローン牛等の安定生産技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2010014896 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,高度繁殖技術研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,高度繁殖技術東北サブ研究チーム |
| 協力分担関係 |
家畜改良センター 石川県 新潟県農業総合研究所畜産研究センター 神奈川県 県立広島大学 東京農業大学応用生物科学部 日産合成工業(株) 全国農業農業協同組合連合会 山口大学 岡山大学 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | 体外成熟・保存技術の開発に関しては、1)下面からも培養液が到達するセルカルチャーインサートで卵母細胞を発育させることにより発育後の成熟率が54%から76%へと向上すること、細胞内のcAMPを上昇させるmilrinoneにより成熟卵子の染色体が第1極体近くに位置し除核成功率が向上することを明らかにした。2)開発したガラス化保存法および成熟培養時にcAMP濃度を増加させる処理法を用いることにより、発育途上卵母細胞のガラス化保存後に体外発育・成熟させた卵子をレシピエントとした核移植胚の作成が可能であることを示した。また、発育途上卵母細胞由来成熟卵子をレシピエントとした核移植胚の移植実証試験を行い、受胎可能であることを実証した。 高受胎性クローン初期胚の評価・選別法の開発に関しては、1)牛卵子の成熟培養時のカテプシンB阻害剤添加により胚発生率・品質が向上して産子が得られること、核移植胚へのDNMT1 siRNA導入によるRNA干渉によりXist、Nanog、Oct 4のプロモーター領域のメチル化パターンが体外受精胚と近くなり、胚移植による受胎例が得られることを明らかにした。2)ドナー細胞へのマウスES細胞由来抽出液処理により胚の品質が改善してクローン産子が得られること、核移植胚の集合処理によって受胎率が通常の核移植胚と比較して向上することを明らかにした。3)SnurfとCKR19を品質評価のマーカー遺伝子候補として絞り込み、"CKR19/Snurf値"により胚を3群に分けうることを明らかにした。4)体細胞クローン牛や後代牛の健全性評価において、体細胞クローン牛の卵子のDNAメチル化レベルは非クローン牛と変わらないことを明らかにし、精子やクローン個体由来体内受精胚で得た結果とともに、体細胞クローン牛においても生殖細胞形成過程において適切なリプログラミングが行われていることを示唆する知見を得た。5)体細胞クローン牛肉の試食アンケート調査を実施し、体細胞クローン牛肉に対する消費者の違和感が少ないことを示すデータを得た。インターフェロンτ等を用いた受胎率向上技術の開発に関しては、1)人工授精後の徐放化インターフェロンτ 子宮内投与あるいは胚と体外受精胚由来栄養膜小胞の共移植により、健全な産子が得られることを明らかにした。2)オキシトシン感受性を利用した受胎性評価実証試験により、オキシトシン感受性が高いと人工授精前に受胎性の可能性の高い個体の選抜できることを確認した。 |
| カテゴリ | 受胎率向上 |