b.生産・流通IT化のための農業技術体系データベース及び意思決定支援システムの開発

課題名 b.生産・流通IT化のための農業技術体系データベース及び意思決定支援システムの開発
課題番号 2010014898
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,生産支援システム研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,生産支援システム研究北海道サブチーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,生産支援システム研究近中四サブチーム
協力分担関係 九州大学
株式会社ヤマハ発動機
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 IT活用による高度生産管理システムの構築に関しては1)農業技術体系データベース・システム(FSDB)の高度化、実用性向上のため、ユーザー評価を実施し、その結果をふまえて改良を行った後,Web アプリケーション「農業経営ナビゲーションシステム」として一般に公開するために電農館(農林水産省農林水産技術会議事務所情報通信共同利用館バーチャルラボサーバー)への移植を実施した。2)多様な情報の統合解析・栽培地域環境条件診断手法として、気象・土地利用等の既存データを基にした地域農業環境GIS を構築し、河川や海洋の環境基準となる窒素・リンについて、農地を含めた陸域からの負荷量を把握・評価するシステムを開発した。また水稲生育予測システムに、アメダスサイト情報の自動更新機能を追加し、サイト管理の無人化を実現した。適性農業生産活動の推進のため1)「農薬ナビゲーションシステム」研究に関連して、農薬使用のリスク低減効果の面から評価・検証を行い、「農薬誤使用チェックリスト」を作成した。農家向けに簡略化したチェックリストを作成し、これをもとに福島県の果樹農家を対象にエラーの影響評価を行い、対策すべきエラーを見出した。2)リアルタイム収集情報を利用した農作業支援技術に関連して、21年度に試作した農薬自動混合装置を大幅に改良し、農薬吐出量変動に関しては、1分あたりの吐出量の変動幅±5%以内を実現した。また自動混合区の変動係数(CV:繰り返し処理時に処理毎の標準偏差を算術平均で割った値、吐出量の相対的なばらつき)は目標値の5%台を達成した。3)環境影響評価支援システム開発については,基本設計を行い,農業技術体系データベース・システム(FSDB)とリンクさせることにより,経済性と環境影響評価の結果を統合的に扱うことを可能にした。4)適正営農設計支援システムとして、生産資材、生産履歴情報を電子化管理できる「生産資材、生産履歴マネージメントシステム」を開発した。手書き帳票を用いた記帳およびウェブブラウザ上での記帳により、生産履歴情報を電子化し分析を行うことができ、現在、北海道の8農協、九州の1直売所で約6,000農家によって利用されている。また施肥量、作物の種類、作型、地域、土壌の種類などを用いて北海道の施肥標準と比較し結果を表示するWebアプリケーションを作成した。5)生産・経営・流通情報自動収集技術として、超小型無線IC タグ活用型生産情報自動収集デバイスを現地適用試験し,適用効果および課題を明らかにし、ICタグによる自由文入力方式を追加するなどの対応を行った。
カテゴリ 病害虫 ICタグ 管理システム くり 経営管理 診断技術 生育予測 施肥 データベース 農薬

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