ア 生産性向上による農業構造改革の加速化に寄与する農業機械・装置等の開発

課題名 ア 生産性向上による農業構造改革の加速化に寄与する農業機械・装置等の開発
課題番号 2010014962
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,園芸工学研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,畜産工学研究部
協力分担関係 JA越後さんとう
埼玉産直センター
九州大学
北海道立総合研究機構
青森県産技セ
福島県農総セ
佐賀県農試研セ
鳥取大学
広島県立畜産研究セ
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)播種前に予め土塊・石礫を取り除く馬鈴しょのソイルコンディショニング法に対応したセパレータの開発では、これまでに開発した土塊・石礫を取り除くセパレータに播種床を形成するベッドフォーマをドッキングしたソイルコンディショナ1号機を試作し、2工程作業の慣行ソイルコンディショニング体系と同等な砕土・分離性能、収量、品質を示すことを明らかにした。高精度てん菜播種機では、作業速度が慣行機の1.5倍においても出芽率が85%以上確保できる播種機を開発し、作業能率が慣行機より33%高いことを確認し、実用化の見通しを得た(23年度に市販化予定)。大規模営農支援システムでは、GISを利用した農作業履歴管理システム(FARMS)を導入した水稲作実証試験地での運用を継続し、作業履歴情報を蓄積し、システムを改良した。2)加工・業務用キャベツ収穫機では、6a/hと高能率な2条用の収穫機を開発した。キャベツ箱詰め装置では、試験によりキャベツ供給と箱かぶせの作業を同時進行でき、1箱8玉の箱詰めを29秒で行えることを明らかにした。管理・収穫用の小型作業車では、脚立利用と比べ摘葉作業時の労働負担が軽減し、高所作業時の作業能率は慣行機と比較して4割高く、小型で軽トラックにも掲載できる高機動型果樹用高所作業台車を開発し、実用化の見通しを得た(23年度に市販化予定)。たまねぎ調製機では、試作2号機により処理速度3,000個/時未満の条件では根切りの精度が約70%、葉切りの適切り率が約90%の性能が得られることを明らかにした。3)高能率調製機としての可変径式TMR成形密封装置では、TMRセンタ-から購入する農家の要望に対応できるよう高能率に飼料調製が可能な可変径式TMR成形密封装置を開発し、実用化の見通しを得た。従来機では、定径式であったが、開発機ではベール直径約0.85~1.1m、質量430~690kgの範囲で可変に成形できる。4)機械構造の簡易化等の基礎・基盤的技術では、くし状のこぎ歯を備えた新脱穀機構を搭載し、対照機(市販機)と比較して部品点数が約9%低減したコンバイン試作機を用いて精度試験を行い、脱穀率9割程度で、脱穀所要動力程度は既存機よりも約3割低いことを明らかにした。
カテゴリ 加工 管理システム 機械化 キャベツ 市販化 収穫機 大規模営農 たまねぎ 播種

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