エ 循環型社会の形成に寄与する農業機械・装置等の開発

課題名 エ 循環型社会の形成に寄与する農業機械・装置等の開発
課題番号 2010014965
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,畜産工学研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,基礎技術研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,園芸工学研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,評価試験部
協力分担関係 広島県総技研 
九州工業大学
大洋化成(株)
岐阜大
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)バイオマス由来素材の農業機械・装置への利用技術についてはバイオマスプラスチック(BP)製の操作レバーグリップは、ポリプロピレン製に比べ2年経過しても強度低下が少ないこと等を明らかにした。また、使用済みのBP農機部品を農業資材として再成形・再利用するために必要となる高純度の再生ポリ乳酸をリサイクルしたBPから得られることを実証した。バイオエタノール生産を前提とした、自脱コンバインを利用した稲わらの処理・乾燥・収集・貯蔵システムでは、ほ場乾燥中の稲わらの遊離糖は約1ヶ月でなくなること、稲わらの平衡含水率は、20℃、相対湿度80%以下であれば15%以下となることを明らかにした。未利用バイオマスの成形技術では、稲わらの事前細断で能率が倍増すること、水田内での稲わら成形ではわら水分のばらつきを減らす必要があること等を明らかにした。小型ケーンハーベスタについては、収穫損失を低減する改良を行った3号機を試作した。高バイオマス量さとうきび等の収穫試験では、収穫ロスが慣行機の16~40%に対して8~12%に低減し、10a当たり作業時間は慣行機の48~70%の1.6~1.9h/10aへ短縮した。2)玄米乾燥調製システムでは、高水分籾の脱ぷ処理を効率的に行うことが重要と考えられたことから、ロール式籾摺機と籾殻混合乾燥を利用する方式では前処理(90℃-90秒の熱風処理)をすることで脱ぷ率を改善し、インペラ式籾摺り機とヒートポンプを用いる方式では改良型インペラ籾摺機を開発して円滑な連続脱ぷ処理を可能にし、さらにそれぞれの方式で省エネ効果の検証を行った。また、改良型インペラ籾摺機については単体での実用化の見通しを得た(23年度市販化予定)。循環式穀物乾燥機の穀物乾燥における消費エネルギーを低減するには、張込み量をできるだけ満量にすること、過乾燥を防止することおよび乾燥機からの排気が機内に吸引されないよう排気ダクトの保守点検を行うことが重要であることを明らかにした。新エネルギーの農業機械・装置への利用のための研究として、農用車両の電動化では、トラクター等の電動化部位の検討と得失の整理を行うとともに、電動機を動力源とする小型トラクターとロータリを設計し、中山間地域における自然エネルギーの利活用では、太陽光・小水力・風力発電施設を調査し、地域の利用可能な発電量を試算した。
カテゴリ 乾燥 機械化 さとうきび 市販化 省エネ・低コスト化 水田 中山間地域 ヒートポンプ

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