湖沼の生物多様性の復元ならびに地域水産資源の回復に向けた外来魚防除・魚類相復元技術の開発

課題名 湖沼の生物多様性の復元ならびに地域水産資源の回復に向けた外来魚防除・魚類相復元技術の開発
課題番号 2010015537
研究機関名 (財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
特定非営利活動法人シナイモツゴ郷の会
ナマズのがっこう
(国)東北大学東北アジア研究センター
宮城県(水産技術総合センター)
東北工業大学
(学)北里研究所(北里大学(海洋生命科学部))
伊豆沼漁業協同組合
(学)東京農業大学
(独)水産総合研究センター中央水産研究所
研究期間 2009-2011
年度 2010
摘要 (1)平成22年度の試験で、オオクチバスのオスの胆汁の酢酸エチル相にフェロモン効果が存在することを確認した。(2)伊豆沼・内沼では、増加したオオクチバスに対して、人工産卵床等を用いてオオクチバスの新規加入個体を抑制する繁殖抑制活動と、定置網や刺網を用いてオオクチバスの個体数を減少させる個体数抑制活動の2つの面から駆除活動に取り組んできた。(小課題1)それらの効果を判断するために繁殖抑制については、平成16年度から実施してきた駆除活動によるオオクチバスの新規加入個体の減少と在来種の復元結果に基づいて分析した。(3)外来魚防除モデルの基本像を作成し、普及啓発のための技術解説資料に必要なイラスト等を準備する。中課題1、2から得られた知見を防除モデルに盛り込む。(4)ゼニタナゴとシナイモツゴの生息地を中心に、希少種が生息する水環境の水質特性を調査し(小課題4-4)、これらのため池が有機物の内部生産と消費のバランスがとれた安定した水質環境である傾向が示された。(5)ため池の魚類相を復元するには、池干しによる外来種駆除や、復元対象種の移植放流が必要である。本課題ではさまざまなため池の池干しに適用可能な流下防止柵の提示と、伊豆沼・内沼集水域においても復元対象種であるシナイモツゴを対象に、手軽な増殖技術の確立に向けた初期餌料の解明を焦点に実験した。
カテゴリ 繁殖性改善 フェロモン 防除

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