寒海域の藻場生態系における炭素循環の実態解明とモデル開発

課題名 寒海域の藻場生態系における炭素循環の実態解明とモデル開発
課題番号 2009013219
研究機関名 独立行政法人農業環境技術研究所
独立行政法人水産総合研究センター
北海道大学
東京大学
静岡大学
研究期間 2006-2009
年度 2009
摘要 藻場で固定された炭素はほとんど蓄積されないと考えられてきたが,北海道東部の厚岸湖で行われた本研究で,アマモに固定された炭素の一部がDOC(溶存態有機炭素)として沖合へ運ばれ,短時間での分解を免れるサイクルに入る可能性や枯死・脱落した草体として海底に堆積し,有機炭素として蓄積される可能性が示された。また,本研究で開発された厚岸湖の炭素循環モデルによる計算の結果,湖で生産されるPOC(粒子状有機炭素)の多くは,アマモとその付着藻類といった藻場の一次生産者起源のもので,それらの4割が湖底に堆積し,2割が湖から湾に移送され,4割が分解されて溶存態炭素となることが示された。以上の結果は,海草群落が沿岸浅海域の炭素収支に果たす役割が小さくない事を示唆している。
カテゴリ 炭素循環

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