北陸の気象・重粘土壌条件下での高商品性省力果樹栽培技術の開発

課題名 北陸の気象・重粘土壌条件下での高商品性省力果樹栽培技術の開発
課題番号 2009014070
研究機関名 富山県
新潟県(農業総合研究所園芸研究センター)
石川県(農業総合研究センター)
福井県(農業試験場)
研究期間 2005-2009
年度 2009
摘要 (1)リンゴでは、JM7台木「ふじ」について、水田転換畑での開園に向けた排水基準を策定した。また、樹勢衰弱の問題について、再現試験により原因が凍害であることを解明した。西洋ナシでは、植傷みを防止できる苗生産技術を確立するとともに果実カラーチャートを作成し、その実用性を明らかにした。日本ナシでは根域制限栽培に必要な灌水量算出モデル、養液土耕栽培による高糖度果実生産技術を開発した。カキでは、水稲育苗ハウスを利用した高品質果実生産技術を開発した。(2)リンゴでは、JM台木「ふじ」を利用し、果樹栽培経験の少ない水稲農家でも導入できる省力的な低樹高樹形を開発した。日本ナシでは、早期成園化が可能で樹形管理の容易な垣根仕立て栽培技術を開発するとともに、垣根仕立てに適した専用棚を開発した。ブドウでは、水稲育苗ハウスに適したアーチング樹形を開発し、育苗ハウスの温度条件下におけるブドウ栽培技術を開発した。リンゴ、カキについて、細霧装置を利用し、労力分散を目的とした開花制御技術を開発した。(3)中課題1、2で開発したリンゴ、日本ナシ、西洋ナシ、ブドウ、カキの各技術について、現地に技術を導入し、開発技術の現地適合性と問題点の抽出、技術の改善を図った。また、開発技術を導入した際の労働力、経営収支等の調査を行い、開発技術の経済性を評価するとともに、その有利性を経営モデルに示した。これら研究成果は「北陸の水稲との複合経営に適する果樹栽培技術」として樹種別の4つの栽培マニュアルにまとめ、インターネット上で公表した。さらに、技術の普及促進を図るため啓発パンフレット「北陸地域における水稲+果樹複合経営のための4つの開園メニュー」を作成した。
カテゴリ 育苗 かき カラー 経営管理 経営モデル 栽培技術 水田 西洋なし 早期成園化 台木 低樹高 凍害 日本なし ぶどう りんご

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