小型ピロプラズマ病リスク低減のための飼養管理技術の開発

課題名 小型ピロプラズマ病リスク低減のための飼養管理技術の開発
課題番号 2009014083
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所
帯広畜産大学
静岡県
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)新規開発した高感度PCR法により従来原虫媒介者とされていないダニ種が小型ピロプラズマ原虫遺伝子を高率に保有することを明らかにした。小規模放牧地のダニリスク要因を明らかにするとともに、小型ピロプラズマ病に関する全国放牧場アンケート調査を実施した。電気柵の設置が牧草地へのシカ侵入防除に有効であることを明らかにした。また、広域調査を通してシカの生息密度と原虫媒介ダニの生息密度が関連することを明らかにした。(2)イネ発酵粗飼料(WCS)や迅速乾燥により調製した圧砕イナワラはビタミンE含量が高く、牛への持続給与により血中ビタミンEを抗酸化作用が期待できるレベルまで高めることを明らかにした。小型ピロプラズマ病の発病低減効果は実証できなかったが、高ビタミンEを付与できる機能性飼料として飼料イネの利用拡大が見込まれる。また、原虫実験感染牛の発病期にデキストラン鉄製剤を10日間投与することにより貧血軽減に効果があることを明らかにした。(3)血液塗抹検査と簡易PCR法を用いる原虫感染の早期発見、原虫増殖初期までのジアミジン製剤投与による発病の軽減に加えて、秋まで実施するダニ対策を通してダニを減らすことが、放牧場における小型ピロプラズマ病の感染・発病リスク低減法として有効であることを明らかにした。また、放牧牛へのジアミジン製剤の皮下投与は用法外使用となるが、筋肉内投与と同等の効果があり、投与ストレスの軽減が可能であることを明らかにした。
カテゴリ 乾燥 機能性 飼育技術 シカ 防除

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