| 課題名 | 冷水資源を利用した根域冷却による野菜の高品質化技術の開発 |
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| 課題番号 | 2009014098 |
| 研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 岩手県(農業研究センター) 宮城県(農業・園芸総合研究所) 秋田県(農林水産技術センター) 岩手大学 全国農業協同組合連合会 賢治の土(株) |
| 研究期間 | 2007-2009 |
| 年度 | 2009 |
| 摘要 | (1)トマトの根域冷却栽培では、果実の生育初期にデンプンが著しく蓄積され、その分解に伴ってブドウ糖と果糖の濃度が上昇することを明らかにした。このデンプン蓄積は果実の分光反射特性としてモニター可能であること、硝酸・シュウ酸の濃度低減効果から判断したホウレンソウの根域冷却温度は15℃以下に管理すべきこと、ウォーターカーテンはイチゴの収量増加に有効であることを提示した。(2)根域冷却処理に適するトマトの栽培条件は、4月定植の湛液水耕栽培で、冷却処理開始時期は第1花房開花以降が基本条件であり、培養液濃度を標準の2倍とすることでさらに糖度が高まることを明らかにした。低段養液栽培向きの心止まり性トマト系統「盛平1~3号」を選抜育成した。イチゴ、ホウレンソウでは根域冷却処理による糖度上昇効果は認められなかったが、ホウレンソウでは収穫後の日持ちが向上した。(3)冷温湧水を用いて水耕養液を冷却するための熱交換器を試作し、その熱効率を決定した。この熱交換器をNFT水耕装置に組み込み、実用規模の温室でトマトを栽培した。夏作では果実の平均糖度6.4度、10a換算で7.4トンの収量を得た。この収穫物をサンプル出荷して、市場評価を調査した。果実が軟化・過熟しやすい高温期に、緻密な果肉に由来する日持ちの良さ並びに果肉の食感と甘みのバランスが高く評価された。 |
| カテゴリ | いちご 栽培技術 栽培条件 出荷調整 水耕栽培 トマト ほうれんそう 養液栽培 |