| 課題名 | 鉄コーティング種子を核とする環境調和型水稲直播技術の確立 |
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| 課題番号 | 2009014123 |
| 研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道(中央農業試験場) 広島県(総合技術研究所農業技術センター) 金子農機(株) |
| 研究期間 | 2007-2009 |
| 年度 | 2009 |
| 摘要 | (1)試作機を開発した後、試験地及び現地で改良を続けた。作製された鉄コーティング種子の発芽率及び長期保存性を確認した。その結果、作業員3名で500kgの種子を3日間で鉄コーティング種子に仕上げ、1年以上室温で保存できる技術を確立した。大量製造機は市販され、JA育苗センターにおいて鉄コーティング種子の流通・販売が開始された。鉄コーティング種子の製造技術を冊子及び動画マニュアルとして取りまとめた。(2)苗立ち阻害を引き起こす要因として苗腐病が見出され、土壌微生物群集の解析の結果、ピシウム菌が原因となっている可能性が示された。本苗腐病はメタラキシル剤の田面散布または鉄コーティング種子を亜リン酸で処理することにより抑制され、収量の増加をもたらした。鉄コーティング種子を殺菌剤または殺虫剤で処理する技術が開発された。鉄コーティング種子の近傍では活性酸素が発生していることを発見した。その主成分はヒドロキシラジカルであった。(3)鉄コーティング直播における苗立ち不良の問題を回避するためには、水管理がポイントであることが判明した。鉄コーティング種子は乾燥状態で保存されているため、播種直後に十分に吸水させる必要がある。一方で、温暖地においては湛水条件下で虫害が発生しやすい。そのため、播種から発芽始期まで湛水し、その後落水する水管理が適している。しかし、寒地では虫害が少ないため、常時湛水で保温を重視した播種後の水管理が適している。 |
| カテゴリ | 育苗 乾燥 寒地 水稲 播種 水管理 |