断続熱処理と診断キットを活用した無毒カンキツ園育成法の開発

課題名 断続熱処理と診断キットを活用した無毒カンキツ園育成法の開発
課題番号 2009014125
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
静岡県(農林技術研究所果樹研究センター)
福岡県(農業総合試験場果樹苗木分場)
佐賀県(果樹試験場)
(株)ミズホメディー
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)40℃と25℃の断続熱処理を行い、さらに1mmの茎頂接ぎ木をすることで、CTVおよびSDV感染ウンシュウミカンを無毒化する技術が開発された。本法は従来の0.2mmの茎頂接ぎ木より極めて簡単で熟練を要せず誰でも無毒化が行える利点がある。また熱処理は無毒化に不可欠であるが、断続熱処理により通常の熱処理では枯死してしまうウンシュウミカンも簡単・確実に無毒化ができるようになった。さらに、福岡県下に発生するカンキツウイロイドの被害実態が明らかになった。(2)ASGVとNIMVにはイムノクロマト診断キットに必要なモノクローナル抗体が無かったため、新たにこれを作製し、得られたモノクローナル抗体の中から、最も検出感度の高いラインの組み合わせを選抜した。これを用いて、ASGVおよびNIMVのイムノクロマト検出キットを開発した。(3)イムノクロマト検定キットを用いて4月から半年以上の期間常時SDVが検出できること、ASGVは4月から6月までの間検出できることを明らかにし、実用性を高めた。また、SDV汚染圃場の土壌消毒法を開発し、農薬登録を行い、さらに土壌消毒の効果の短期判定法を開発した。(4)CTV強毒株および弱毒株に感染したユズからRT-PCRを行い、各種の制限酵素で処理して、強毒株と弱毒株が識別できるかどうかを調べた結果、外被タンパク質遺伝子のRT-PCR産物のDraI処理で、弱毒株と強毒株の識別ができ、さらに干渉効果のモニタリングが可能であることが判明した。また、浸透移行性薬剤のアブラムシに対する効果を明らかにした。
カテゴリ 病害虫 温州みかん 接ぎ木 土壌消毒 農薬 モニタリング 薬剤 ゆず その他のかんきつ

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