日照不足と台風による早期米品質低下の予測・対策技術の開発

課題名 日照不足と台風による早期米品質低下の予測・対策技術の開発
課題番号 2009014190
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
宮崎県(総合農業試験場)
鹿児島県(農業開発総合センター)
(国)愛媛大学
研究期間 2008-2010
年度 2009
摘要 (1)早期水稲における乳白粒(死米、心白粒含む、以下同様)発生の再現試験において、出穂後の特に11~20日の遮光処理と、遮光処理直後の風、特に乾燥風によって乳白粒が多発することを明らかにした。また、この結果を受けて、出穂後の日射量、気温、湿度、風速および出穂期の稲の生育量から新規な乳白粒発生予測モデルを提示できた。さらに、市販の穀粒横断器による玄米横断面上の白濁リングの観察に基づくと、日照不足による乳白粒多発条件において、収穫前10日に収穫時の乳白粒発生割合を予測できた。また、農業共済組合、普及センター等の関係機関に乳白粒発生モデルで必要なパラメータの採取と収穫前の乳白粒発生予測手法の組込みの可能性について聞き取り調査を行い、いずれも対応可能であることを確認した。(2)乳白粒発生機構の解析において、出穂後4日から21日までの日射量半減の遮光処理直後の24時間の乾燥風処理により、飽差と風速の増大により地上部で一時的な水分不足および光合成低下に陥ることが圃場および人工気象室の試験で新たに明らかになった。また、日照不足による乳白粒発生を軽減する品種・系統の提示では、2カ年にわたって西南130号がコシヒカリより遮光条件での品質低下程度が小さいことが示された。さらに、日照不足条件において、カリウムの追肥により増収し、ケイ酸の追肥により品質が高まる可能性が示唆された。
カテゴリ 乾燥 水稲 光条件 品種

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