伏流式ヨシ濾床人工湿地による超高濃度排水の再生循環技術の開発

課題名 伏流式ヨシ濾床人工湿地による超高濃度排水の再生循環技術の開発
課題番号 2009014249
研究機関名 (国)北海道大学(大学院農学研究院)
(独)農業・食品産業技術総合研究機構(北海道農業研究センター)
株式会社たすく
株式会社中山組
環境エンジニアリング株式会社
研究期間 2009-2012
年度 2009
摘要 (1)デンプン工場廃液処理用の人工湿地について、施設の改良を実施し、浄化率の向上を確認した。デンプン工場廃液からの病原菌の効率的な検出法と、これを用いた道内の主要なバレイショデンプン工場廃液中の主要病原菌(粉状そうか病菌、そうか病菌、黒あざ病菌)の病原菌の混在を明らかにした。異なる処理過程の処理液を採取し、無機元素分析を実施したところ、窒素およびカリウムが液肥成分として有効な濃度であることを確認した。(2)千歳市駒里にある養豚場(豚2,000頭肥育)の尿液について、液肥化と放流という2段階の処理ができる人工湿地の実験施設を平成21年度秋に設計・施工し、11月から試運転を開始し、これまでのところ休止することなく処理試験を継続している。排水中の無機窒素の合計は平均で423mgN/lで、現行の水質汚濁防止法の暫定基準値である900mgN/lよりは小さく、基準値を満たしていた。着工直後の養豚尿液処理施設において異なる処理過程の処理液を採取し、無機元素分析を実施したところ、窒素およびカリウムが液肥成分として有効な濃度である事を確認した。(3)デンプン工場廃液処理と養豚尿液処理施設、および2ヵ年以上の運転実績のある既設の酪農パーラー排水処理施設について水収支・物質収支の長期モニタリングを行い、各施設の汚水投入量と負荷量、除去量を把握した。またこれら施設の面積あたり窒素・リンの平均浄化量を算出した。別海で4年間継続的に運用している施設について、全リンの浄化能力に関する長期的な負荷量と除去量を計算した結果、吸着量は長期的には飽和してくることが示された。
カテゴリ 乳牛 ばれいしょ モニタリング

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