課題名 | 新たな需要拡大のための、黒大豆の機能性および生産性の向上 |
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課題番号 | 2009014310 |
研究機関名 |
フジッコ株式会社 (国)京都大学 有限会社環境微生物研究所 大長豊 |
研究期間 | 2009-2011 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1)イソフラボンを2倍以上含有する丹波黒の突然変異処理2系統について、品種登録出願を行った。また、丹波黒を母本とする交配育種では、イソフラボンまたは7Sタンパク質を高含有する有望15系統を選抜した。(2)フジクロM110、フジクロM111について、播種日および栽培密度を変えて、高品質かつ高収量が得られる栽培条件の検討を行った。両系統とも6月下旬播種の場合、丹波黒の慣行よりも密植である約6000本/10 aの栽植密度で最も多収となった。作業の機械化により、作業時間を慣行の1/4~1/2に短縮できることが確認できた。(3)煮豆および煎り豆加工中のイソフラボン、アントシアニン類の挙動について検討し、煮豆では水煮工程で最も損失すること、煎り大豆では損失が少ないことを明らかにした。また、煮豆では、水煮工程に代えて蒸煮処理が機能性成分の残存に有効であることが分かった。また、発芽処理を行うことによって、通常困難な種皮を含む微細化処理の可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 育種 加工 機械化 機能性 機能性成分 栽培条件 需要拡大 大豆 播種 品種 |