課題名 | カンキツのブランド化支援のための栽培情報の高度利用生産技術と園地整備技術の開発 |
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課題番号 | 2011017551 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,傾斜地園芸 |
協力分担関係 |
山口県農林総合技術センター農業技術部柑きつ振興センター 愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター 広島県立総合技術研究所農業技術センター果樹研究部 香川県農業試験場府中果樹研究所 和歌山県農林水産総合技術センター 農業試験場 愛媛県東予地方局産業経済部今治支局産地育成室 (有)エルガ |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2011 |
摘要 | 樹体の生体情報を活用したカンキツの高品質安定生産技術の開発では、a)デジタルオルソ画像に描画されている等高線に、数ha規模の領域の三次元データを生成する機能を付加した。b)モノレール用停止位置自動制御システムを試作した。c)狭幅作業道造成機に装着する排土アタッチメントの障害物回避機構を検討し、適切な初期荷重の設定で、排土と障害物回避の両方が行えることを確認した。d)小規模急勾配の水路においてU字溝とスリット板による簡易な底部取水方式を考案し、多雨時においても急勾配の水路から安全に取水でき、表面流去水の再利用が容易となった。e)点滴かん水による土壌水分の変動は、HYDRUS2を用いたシミュレーションで予測可能とした。また、生体情報に基づくかん水手法として、極少量のかん水を行いつつ葉の最大水ポテンシャルの負の勾配を維持することでその急激な変化を抑制する手法を考案した。f)複数の生産者が水源や液肥混入システムを共同利用する団地型マルドリ方式は、マルドリ方式の個別導入より低コストであり、技術的リーダーがかん水や液肥の利用方針を示すことによって施設の適切な利用や構成員の技術習得が促進されることを明らかにした。 |
カテゴリ | 自動制御 茶 低コスト その他のかんきつ |