(6) 動物の生体防御に関わる分子機構の解明

課題名 (6) 動物の生体防御に関わる分子機構の解明
課題番号 2011017641
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 (独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,動物生体防御研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,動物生体防御研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,動物生体防御研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,動物生体防御研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,動物生体防御研究ユニット
協力分担関係 国立医薬品食品衛生研究所
関東化学(株)
(株)エコ&ヘルスラボ
国立大学法人佐賀大学
国立大学法人東京大学
福島県立医科大学
ダイセル化学工業(株)
(独)農業・食品産業技術総合研究機構
学校法人東京医科大学
国立大学法人徳島大学
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 1. ラット肝細胞の混合培養系を利用したクッパー細胞の新しい単離方法をウシの肝臓に適用し、約3週間にわたり、同じ混合培養フラスコからマクロファージ様細胞を繰り返して採取できた。単離された細胞は培養マクロファージの形態を示し、マクロファージ特異的モノクローナル抗体で染色された。ウシGM-CSFへの増殖応答、蛍光ラテックスビーズの貪食、リポポリサッカライド(LPS)刺激による各種炎症性サイトカインの産生などクッパー細胞の特性が確認された。したがってウシにおいても肝実質細胞の混合培養を用いて高純度のクッパー細胞を簡便に効率よく、繰り返して単離出来ることが証明できた。2. マウスを用いて、T細胞の活性化因子であるインターロイキン(IL)-2産生に関与するシグナル分子Wiskott-Aldrich syndrome protein (WASP)のN末端領域(アミノ酸1-171番目)にチロシンキナーゼFynのSH3ドメインが会合することを明らかにした。このFyn-WASP シグナル複合体はT細胞抗原受容体(TCR)刺激に伴う転写因子NFATの核移行に関与し、サイトカインIL-2の産生を制御する上で重要な役割を果たすことが示唆された。3. グラム陰性細菌由来のLPSを認識する受容体のひとつであるTLR4について、ある野生イノシシ集団において特異的に見られる分子内の多型(506番目のCysがTrpに置換、C506W)がLPSに対する免疫応答を完全に喪失することを明らかにした。またこの多型が多く見られる野生集団において、この遺伝子頻度は10%程度となっており、TLR4に関して、LPSに対する免疫応答を完全に喪失するC506Wホモ型の出現が抑制されていることが示唆された。4. コラーゲンビトリゲル膜チャンバー内にヒト角膜上皮細胞株(HCE-T細胞)を三次元培養することで、ヒト角膜上皮と組織学的に類似したヒト角膜上皮モデルを以前より短期間の6日間で構築することに成功した。また、化学物質の眼刺激性の強さは、このモデルに被験物質を曝露した後の3分以内に変動する経上皮電気抵抗値(TEER)を指標として、無刺激から強刺激まで幅広く良好に評価できることが分かった。
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