課題名 |
集団営農における実需者ニーズに対応した加工・業務用野菜生産技術の確立 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
土壌肥料部
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研究期間 |
完H21~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:加工・業務用として要望の高いタマネギの国内生産の端境期となる7月出荷での安定生産技術の確立のため、加工適正の高い品種の検索と現地において省力・高生産の機械化栽培体系を実証し,国内産の要望が高い7月に計画出荷できる栽培技術が確立する。古川農試では,機械化作業が可能となるよう,土壌物理性(透水性・排水性)等に関し,関係機関と連携し,現地実証ほの運営支援を行う。 成果:タマネギ栽培ほ場のほ場浸透能は最小20.1mm/hrであり,水稲の代掻き栽培連作ほ場より大きい値を示した。また,降雨後に測定された暗渠排水量は,「土地改良事業計画設計基準【暗渠排水】」の基準排水量1.55mm/hr を上回っていた。土壌含水率は,3~5日以内に40%を下回るなど乾燥が促進されるほ場条件にあることが推察された。さらに,ほ場の土壌断面には多くの亀裂が発達しており,この亀裂が浸透能の向上に影響しているものと推察される。今回実施した現地ほ場の調査項目の諸数値は,タマネギ栽培に関して,ホイール型機械体系が可能なほ場条件(排水性)であったと考えられる。
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カテゴリ |
肥料
加工
乾燥
機械化
栽培技術
栽培体系
出荷調整
たまねぎ
排水性
品種
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