課題名 |
生活習慣病改善評価のための新規動物実験代替法の確立および県産農水産物に含まれる生理機能性の解明 |
研究機関名 |
秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
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研究分担 |
食品機能
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研究期間 |
新H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:生活習慣病をターゲットとした機能性食品市場は、脂質代謝関連特保産業のみでも、1,600億円規模に成長している。そのような背景から、生活習慣病予防作用を有する“素材”の探索も積極的になされている。これら生活習慣病改善作用を有する食品素材の探索・評価系は動物実験を中心とした in vivo(生体内)での評価が中心であり、in vitro(試験管内)の系はほとんど報告されていない。そこで、本課題では、生活習慣病予防を標的とした動物試験と相関性の高い in vitro評価系の開発を行い、評価システム自体を県内バイオベンチャー企業等に技術移転をすることを目的とする。 また、秋田県の農水産物を本課題で開発した評価系で、生活習慣予防作用を調べ、秋田県産食品素材の差別化・高付加価値化に貢献する。 計画: 下記にあげた試験系の確立を行い、秋田県に特有の地域食材(ジュンサイなどの山菜、キノコ類など)や味噌などの地域特産品に含まれる生活習慣病予防・改善能を評価する。(H22) (1)肝臓細胞における脂質代謝改善評価系(合成抑制ならびに燃焼系の活性化) (2)内臓脂肪蓄積抑制の細胞評価系 (3)血圧降下探索系(血圧系酵素の阻害評価) 前年度評価したものの中で、強い活性が認められたものに関しては、活性を指標に化合物の特定を行う。(H23) 秋田県産食材や加工食品の全国展開を視野に入れ、本課題で明らかになった生理機能に関する情報発信のため、大手健康食品企業への聞き取り調査・プレゼンテーションを行う。また、聞き取り調査で得られた結果に基づき追加実験を行う。(H24)
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カテゴリ |
加工
機能性
高付加価値
じゅんさい
機能性食品
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