| 課題名 |
1 戦略作物振興試験研究 1)「能登大納言小豆」の高品質省力生産技術の確立 (1) 機械化一斉収穫栽培技術の確立 (2) 「能系1」におけるリン酸施用量が成熟に及ぼす影響 |
| 研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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| 研究分担 |
能登分場
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| 研究期間 |
完H22 |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
目的:奥能登地域における大納言小豆栽培では、11月中旬頃から降霜の危険が高まること、また収穫時期の降雨が品質や作業能率の低下を招くことから、早期に収穫できる栽培体系が求められている。しかし、大規模栽培における晩播圃場や標高の高い圃場では、登熟後期の気温が低く収穫期が遅延するケースがみられ、面積拡大の妨げとなっている。そこで、成熟期を早めるため、「能系1」でのリン酸の施用量や葉面散布が成熟に及ぼす影響を検討する。 成果:気象の経過は、8月の平均気温が輪島アメダスで観測史上最高となるなど、気温は生育初期から開花期前半にかけて高く推移した。降水量は開花始め頃まで(8/17~9/6)の約20日間連続して十分な降雨がなく、水分ストレスによる葉のしおれがみられた。また、H20~21年に比べ2週間遅い10/15頃まで開花が続くなどの異常がみられた。開花期および生育量は、処理区間で差が認められなかった。熟莢率が一斉収穫の目安である80%以上に達する時期は、葉面散布I区でわずかに早い傾向がみられた。収量は、全処理区ともに低収量となり、これは高温などの障害による着莢数の減少が主な原因と推測された。土壌中の可給態リン酸は基肥のリン酸施用量が多い区で多かったが、植物体のリン酸濃度は処理区の違いが明らかではなかった。 以上の結果、葉面散布I区でわずかに成熟が早い傾向がみられたが、明らかな処理区の違いは認められなかった。これは、異常気象により着莢障害や開花遅延が生じたことや、土壌の乾燥などにより施用したリン酸が植物体に十分に吸収されなかったことが一因と推察された。
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| カテゴリ |
乾燥
機械化
栽培技術
栽培体系
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