植物調節剤利用試験 1,生育調節剤利用試験 2,除草剤利用試験

課題名 植物調節剤利用試験 1,生育調節剤利用試験 2,除草剤利用試験
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 生食ブドウ栽培科
研究期間 継(S56)~ 継(S62)~
年度 2010
摘要 (1)「シャインマスカット」のジベレリン1回処理の適期把握 ジベレリン1回処理(GA 25ppm + フルメット10ppm)を行うと、果粒肥大は慣行とほぼ同等かやや劣る傾向にあるが、糖度は高く、果粉の形成も良好であった。処理時期は現状の登録どおり満開3~5日後が適当であると考えられた。 (2)「シャインマスカット」に対するジベレリンの花穂伸長効果の確認 展葉5枚時にジベレリン3~5ppmを花穂に散布することで花穂が伸長し着粒密度が低下した。花穂整形時に花穂の上部支梗を利用すると、やや果粒肥大が劣ったが、房づくりや摘粒作業が大幅に省力化できると考えられた。 (3) 欧州系2倍体品種のジベレリン1回処理の効果確認 「オリエンタルスター」と「瀬戸ジャイアンツ」で効果確認を行った。ジベレリン1回処理(落花後、GA 25ppm +フルメット10ppm)は、果粒肥大が対照区より劣る傾向にあったが、他の果実品質への悪影響はなかった。 (4)「サニードルチェ」のジベレリン処理方法の検討 1)果実品質に及ぼす影響 ジベレリン処理時にフルメット液剤を加用すると、ジベレリン単用2回処理区よりも果粒肥大が良好であるが、着色は低下した。品質面から考えると、第2回目ジベレリン処理時にフルメットを5ppm加用が最も有効であった。2)しぼみ果の発生に及ぼすジベレリン処理の影響 しぼみ果の発生は、第1回目または2回目のジベレリン処理時にフルメットを2~5ppm加用する区、ジベレリン1回処理で抑制された。効果は供試圃場によって異なり、発生が少ない園は、樹勢が比較的強勢で、果粒肥大が良好である特徴があった。(5) フルメット液剤による花穂の発育向上効果の確認 展葉6~8枚時の花穂にフルメット液剤1~2ppmを散布すると、花穂の発育向上効果が認められた。倍量薬害について検討したが、薬害はないと判断した。(6) マイリノーの植物成長調整剤への適用拡大試験 フラスター液剤へのマイリノーの加用による効果への影響はなく、倍量薬害も観察されなかった。(7)シアナミド剤によるモモの発芽促進効果の確認 加温栽培の「白鳳」に低温遭遇時間1000時間でシアナミド剤を処理すると、発芽が4~7日、開花が1~3日促進された。収穫日は無処理と同じであった。露地栽培の「日川白鳳」では開花促進効果は認められなかった。(8)ジベレリン処理によるスモモ「貴陽」の着果安定効果の確認 満開および満開30日後にジベレリン200ppm溶液(フルメット20ppm混用)を2回散布することで、着果安定効果が認められた。果実の糖度は対照区と同程度であったが、果実肥大は劣り、果面障害や裂果の発生も散見された。処理により新梢の生長は旺盛になった。除草剤は試験委託がなかったので、実施しなかった。
カテゴリ 病害虫 省力化 除草剤 すもも 品種 ぶどう もも

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