摘要 |
1)新農薬の効力検定 i)殺菌剤 ブドウべと病に対し、フォリオゴールドフロアブル1500倍は、対照薬剤のジマンダイセン水和剤1,000倍と比べほぼ同等の高い防除効果が認められた。 モモうどんこ病に対し、オンリーワンフロアブル2,000倍は、対照薬剤のトリフミン水和剤2,000倍とほぼ同等の防除効果が認められた。 オウトウ炭疽病に対し、ドーシャスフロアブル1000倍は、対照薬剤のオーソサイド水和剤80 800倍と比較すると防除効果はやや劣ったが、無散布と比較すると、防除効 果は認められた。 ii)殺虫剤 ブドウのクビアカスカシバに対し、フェニックスフロアブル4000倍は、無処理に比較して高い防除効果が認められた。 ブドウのチャノキイロアザミウマに対し、MTI-446顆粒水溶剤の主幹部塗布 (40g+水40ml/樹)の防除効果は、対照薬剤のパダンSG水溶剤1500倍と比較すると劣った。 モモのカイガラムシ類に対し、DAI-1001 10%フロアブル2,000倍は、対照薬剤のアプロードフロアブル1,000倍とほぼ同等の防除効果が認められた。モモのモモシンクイガに対し、XI-0801SE 2,500倍およびテルスターフロアブル3,000倍は、対照薬剤のダーズバンDF3,000倍より優る防除効果が認められた。 モモのモモノゴマダラノメイガに対し、XI-0801SE 2,500倍およびテルスターフロアブル3,000倍は、対照薬剤のダーズバンDF3,000倍と防除効果は同等であった。 スモモのスモモヒメシンクイに対し、ディアナWDG 5000倍は、対照薬剤のスカウトフロアブル2,000倍よりやや防除効果は劣ったが、無処理と比較すると効果が認められた。オウトウのチャノキイロアザミウマに対し、ウララDF 2000倍は、対照薬剤のコテツフロアブル2000倍より優る防除効果が認められた。ブドウに対するハチハチフロアブルの1,000倍(対象:巨峰)および2,000倍(対象:巨峰、ピオーネ、ネオ・マスカット)の落花直後~落花20日後における散布では、薬害・汚染・果粉溶脱は認められなかった。 ブドウ(ピオーネ、ネオ・マスカット)に対するフェニックスフロアブル4,000倍は、小豆大、大豆大時の散布では、薬害・汚染・果粉溶脱は認められなかった。
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