ブドウの「かすり症」発生抑制技術の確立 1,発生実態と発生果の特徴の把握  

課題名 ブドウの「かすり症」発生抑制技術の確立 1,発生実態と発生果の特徴の把握  
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 プロジェクト
研究期間 継(H20)~(H24)
年度 2010
摘要 1,(1)現地発生実態調査  「ロザリオビアンコ」の現地7圃場について「かすり症」の発生を調査した結果、発生果房は全体の76.2%と多かった。また、「かすり症」が発生している果粒は全体の22.3%で、昨年より発生率が高かった。棚下が暗い園や成熟が進み糖度の高い園の発生率が高く、昨年と同様な発生傾向がみられ、これらが発生に影響していると考えられた。また、成熟期に土壌が乾燥した園は、成熟が進み高糖度となり発生率が高くなった。このことから、成熟期の適切な潅水が必要と思われた。以上から、新梢管理や潅水方法、収穫時期などの検討も必要と考えられた。 (2)発生果の特徴の把握   「かすり症」の発生している6品種について、発生部位や発生部の特徴、果実品質などについて調査した。「ロザリオビアンコ」は房上部から房内部に発生し、「シャインマスカット」は日当たりの良い部位に発生し、熟度が進むと全体に発生した。「ロザリオビアンコ」「バラード」「ピッテロビアンコ」「山梨47号」のかすり部は果皮に微裂果が発生していた。「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」は細胞間が褐変化していた。品種により発生症状が異なるため、それぞれの対策方法が必要と考えられた。果実品質では、いずれの品種も小玉で高糖度の果粒に発生した。特に「シャインマスカット」は糖度が高く、果皮色が黄色化してくると発生が多くなった。   (3)チャノキイロアザミウマ被害識別法 解剖顕微鏡や簡易型顕微鏡でも、斜め上方から強い照明をあてることにより、チャノキイロアザミウマの被害および「かすり症」の果皮の亀裂を観察することが出来た。 デジタルマイクロスコープでは、本種の被害を容易に識別できた。また、穂軸の被害についても識別が可能と思われる。 (4)発生の品種間差異の把握 果樹試験場および現地植栽の欧州系5品種について障害の発生程度を調査した。「シャインマスカット」は露地栽培と比較して雨よけ栽培での発生が多かった。最も発生が著しい品種は「山梨47号」で、「ロザリオビアンコ」、「シャインマスカット」が続いた。発生が少ない品種は糖度が低い傾向があった。植物ホルモン処理が発生に及ぼす影響を調査したところ、サイトカイニン剤の処理により発生が増加する傾向が見られ、アブジシン酸、エチレン処理により若干発生が減少した。欧州系及び欧米雑種10品種について、総フェノール含量および褐変基質とオルトージフェノール含量を調査し、かすり症との関係を考察した。(分析中)  
カテゴリ 乾燥 シカ ばら 品種 ぶどう

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