課題名 | 環境に配慮した肉豚生産技術の確立 |
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研究機関名 |
長崎県農林技術開発センター |
研究分担 |
中小家畜・環境研究室 |
研究期間 | 終H20~22 |
年度 | 2010 |
摘要 | (1)飼料価値のあると思われる地域未利用資源を活用した、臭気・排せつ窒素量低減飼料の設計 農場残さである規格外バレイショを飼料利用する為、糟糠類で水分調製したバレイショサイレージを作成した。このサイレージおよびシロップ廃液を主原料にバレイショ混合低蛋白質リキッド飼料を調製した。 (2)消化試験による排せつ窒素量およびアンモニア揮散量の調査 バレイショ混合低蛋白質リキッド飼料を給与する窒素出納試験を実施した結果、一般的な飼料給与と比較し窒素排せつ量を26.9%、糞尿混合物からのin vitroアンモニア揮散量を66.5%の低減率が得られた。 (3)肥育豚の生産性(増体、飼料効率、枝肉性状等)の調査 バレイショ混合低蛋白質リキッド飼料を給与する肥育試験を実施した結果、一般的な飼料と遜色の無い生産性を示す一方、皮下脂肪のオレイン酸が増加するなどの特徴がみられた。 |
カテゴリ | 飼料効率 ばれいしょ 豚 未利用資源 |